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苧麻績み技術継承へ

八重山織物工芸産業振興会の苧麻績み講習会。宮古苧麻績み保存会理事の木村麻衣子さん(中央)から技術を学ぶ参加者たち=10日午後、大川公民館

八重山織物工芸産業振興会の苧麻績み講習会。宮古苧麻績み保存会理事の木村麻衣子さん(中央)から技術を学ぶ参加者たち=10日午後、大川公民館

20人で講習会がスタート 振興会が初企画

 八重山の織物文化の継承・発展を目指すNPO法人八重山織物工芸産業振興会(新賢次理事長)は10日午後、「苧麻績み(ブーンミ)講習会」を大川公民館でスタートさせた。天然の苧麻(ブー)を使った織物は県内で唯一、先島で織り継がれており、2014年に発足した同法人が技術の継承を図ろうと初めて企画。約20人が参加し、2日間にわたり、宮古から招かれた講師の指導を受け技術を学ぶ。

 苧麻は、八重山上布と宮古上布の原料となるカラムシという植物。宮古では、糸づくりや機織り、染色などが分業化されている。八重山では、苧麻績みを担う人の高齢化が進むなど課題を抱えている。

 講習会では、宮古織物事業協同組合専務理事の池村初美さん、宮古苧麻績み保存会理事の木村麻衣子さんが講師を務めている。

 初日の講習会で受講者は爪を使いながら繊維を細かくし、つなぎ合わせる根気のいる作業を行った。できあがった糸を強くするため、糸車を使い、よりをかける作業も体験した。

 参加者の一人、米盛清子さんは「ブーンミの経験はあるが、糸の太さ、細さを均一にするのが課題。直接、講師から指導を受け、糸のつなぎ目が外れない方法を学ぶことができた」と充実した様子。

 八重山の苧麻績みについて池村さんは「織り手と糸をつくる人の連携が重要でで、織り手が望む糸をつくることも大切」と話した。

 新理事長は「昔から育まれてきた素晴らしい素材。いま一度、生活に取り入れていけるようなきっかけになれば。人の努力がカギを握る素材でもあり、(宮古と八重山の)技術のリンクが必要だ」と強調した。

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