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竹富島 多彩な芸能を奉納

国の重要無形民俗文化財に指定されている竹富最大の行事「種子取祭」。庭の芸能で披露された勇壮な「馬乗者」(ンーマヌシャ)=4日午前、世持御嶽前

国の重要無形民俗文化財に指定されている竹富最大の行事「種子取祭」。庭の芸能で披露された勇壮な「馬乗者」(ンーマヌシャ)=4日午前、世持御嶽前

種子取祭で活気 600年誇る国指定重文

 【竹富】国の重要無形民俗文化財に指定されている竹富最大の行事「種子取祭」(タナドゥイ)の奉納芸能が4日から世持御嶽(ユームチウタキ)で始まり、初日は玻座真村を中心にした伝統芸能が次々と会場を彩った。5日には仲筋村の芸能が奉納される。種子取祭は、五穀豊穣(ほうじょう)と子孫繁栄を願う祭事で、竹富では約600年の歴史があるとされている。会場は、舞踊・芸能を披露する地域住民と県内外から駆け付けた郷友、見物に訪れた観光客らでにぎわい、活気に沸いた。

 この日は、早朝から世持御嶽で神司による祈願、すぐ隣にある弥勒奉安殿でミルクウクシ(弥勒起こし)の儀式があった。続いて、公民館役員らが太鼓やドラを打ち鳴らして各集落の責任者宅を訪問する「参詣」を行い、世持御嶽に向かった。

 世持御嶽前の庭では公民館役員らを迎える「ンカイ」(迎え)があり、庭の芸能がスタート。中学生男子らによる「太鼓」、働き者の女性を歌った「マミドー」、空手を取り入れた「腕棒」(ウディボー)、3曲構成で披露される「祝い種子取」、勇壮な「馬乗者」(ンーマヌシャ)などがあった。

 庭の芸能に続いて境内で行われた玻座真村の舞台芸能では、伝統ある狂言「ホンジャ」(長老)や「鍛冶工」(カザグ)、「世曳き」(ユーヒキ)があり、舞踊の「スー踊」、「ササラ銭太鼓」(ササラジンダイク)、「竹富育ち」が次々と披露された。

 竹富公民館の上勢頭篤館長(57)は「昔から続く大事な伝統行事を変わることなく子や孫に継承していきたい。これからも平和で安心して暮らせる島であってほしい」と話していた。

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