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ナッチャン・レラ運航延期 花蓮―石垣間

年内運休が決まり、今後の運航見通しが立っていないナッチャン・レラ=5月14日夕、石垣港

年内運休が決まり、今後の運航見通しが立っていないナッチャン・レラ=5月14日夕、石垣港

CIQ施設確保が難航 来年GWごろ就航予定

 今月から花蓮―石垣間の運航を予定していた高速貨客船「ナッチャン・レラ」(1万712㌧、旅客定員774人)が年内の運航を取りやめたことが3日までに分かった。㈱あんしんによると、寄港要望日に石垣港岸壁で停泊場所がないほか、出入国手続きなどを行うCIQ施設の確保が難航していることから年内運航を断念した。運航は来春かゴールデンウイークごろになる見通しだという。同船は県内で総合物流を展開するシンバネットワークの㈱あんしん(安里享英社長)と台湾物流大手の「華岡集団」(ワゴングループ)が5月14日に初就航させ、年に10回のチャーター便運航を予定していた。

 ナッチャン・レラは、台湾の蘇澳港、花蓮港と石垣港間で月・木曜日の週2回の運航を計画。運航時間は片道3~5時間で最大約500人を送客することが可能なことから、石垣島の冬場観光の底上げに注目されていた。

 年内運休についてあんしん側は、ナッチャン・レラの寄港要望日が外航クルーズ船や貨物船の入港日と重なり石垣港岸壁に停泊場所がないほか、出入国や税関、検疫の手続きなどを行うCIQ施設の同港ターミナル2階への設置に時間を要することから年内運航を取りやめた。

 石垣港離島ターミナル内に臨時のCIQ施設を設置する案もあったが、市側との協議で設置は困難と判断された。

 同社は来年2月に行われる千葉ロッテマリーンズと台湾ラミゴ・モンキーズの親善試合で運航を計画していたが、取りやめた。

 市港湾課の担当者は「岸壁の調整や石垣港ターミナル2階へのCIQ施設の設置を含めて内部で調整しており、国への申請も含めて時間がかかる」とし、市観光文化課は「冬場は観光客が落ち込むので就航できるようにサポートしたい。観光への効果は大きい」と就航に向けて模索する。

 同社の友知靖博経営企画室執行役員室長は八重山毎日新聞社の取材に対し、「年内に運航できないのは残念。ナッチャン・レラが就航することで観光だけではなく、台湾からのインターンシップ(就業体験)なども可能となり、石垣の人手不足にも貢献できる可能性が広がる。石垣市に新たな提案ができるよう、調整を続けたい」と答えた。

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