八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

八重山にとって甲子園は夢のまた夢という時代…

 八重山にとって甲子園は夢のまた夢という時代があった。百年たっても無理と言われたが、選手に対する情熱的な指導を徹底し離島苦を見事に克服したのが八重山商工高校野球部の伊志嶺吉盛前監督(62)だった▼2006年、エースの大嶺祐太(千葉ロッテ)や金城長靖(沖縄電力)といった選手らを擁し、全国の離島勢で初めて自力で春夏連続の甲子園出場を果たした。全国にその名を知らしめたことが、ついこの前のことのように鮮やかに思い出される▼伊志嶺監督は野球が大好き、情熱的という言葉がぴったりの人だと思う。那覇支局時代、県大会などを通しその指導や人となりを見てきた感想である。選手たちがすさまじい練習を重ね、はいあがっていく。その過程を真正面から受け止め共に成長してきた▼目標を達成するためには、どんな苦難にも逃げずに耐える。座右の銘「臥薪嘗胆」は、重荷を背負った人だからこその味わい深い言葉だ。その真骨頂は優れた教育者というところではなかったか。だからこそ選手たちの隠れた力、眠っていた能力を引き出すことができたのだろう▼八重山が生んだ名将が、12月から大分県佐伯市の日本文理大学付属高校野球部監督に就任することになった▼再び夢の大舞台へ。最後まであきらめない。新天地での手腕発揮に期待したい。(鬚川修)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム