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11月を迎えて思うこと

まつり、土人発言、TPPのことなど

 ■今月はまつりの季節

 5年に1度の世界のウチナーンチュ大会も終わり、今年もあと2カ月の11月を迎えた。11月といえば八重山はまつりの季節だ。4日と5日に奉納芸能が多彩に繰り広げられる竹富島最大の行事、国指定重要無形文化財の種子取祭に続いて中旬には同様に国指定文化財の小浜の結願祭、西表祖納と干立の節祭が次々挙行される。

 さらに5日と6日は、今年52回目と半世紀以上を迎える石垣島まつりが開催され、同時に全国のやいまぴとぅ大会など各種イベントでにぎわう。

 農作物の豊作と地域の繁栄を願う節祭など伝統的な祭りは、地域や島の人々のよりどころともいえるものだが、一方で農村社会は過疎化が進み、まつりも郷友会の協力が不可欠になっている。

 石垣市の農村地域では園児の減少で5人未満の幼稚園は「休園」で切り捨ての危機にあるが、その解決は行政が農村の立て直しに力を注ぐことだ。

 ■沖縄・自民の対応に違和感

 11月といえば世界に影響を与える米大統領選が8日にある。同選挙では米軍基地の費用はすべて日本が負うべきだと主張する共和党のトランプ氏が勝てば沖縄の基地問題も変わる可能性があり、その行方は人ごとではない。

 しかし数々のセクハラ疑惑を追及され、暴言の限りを尽くしても同氏が大健闘しているというのはやはりアメリカ社会は病んでいるのだろうか。

 その病がタカ派の安倍政権にも感染し、暴言の数々が基地問題で対立する沖縄に向けられている。その最近の暴言が大阪府警の機動隊員から発せられた「土人」「シナ人」発言だ。

 その発言への県議会の抗議決議に沖縄の自民党が反対したのには、同じウチナーンチュがなぜ? これでは松井一郎大阪府知事などと同じではないかと強い違和感を覚えた。

 松井知事は反対住民も警察官に暴言を吐いていたとして同機動隊員をかばっていたからだ。しかし政治的立ち位置が違うとなぜ同じウチナーンチュでありながらこうも対応が違うのか。沖縄を強大な権力で押しつぶす政権を正当化する対応は反発を招くだけだ。

 来年1月には総選挙も取り沙汰されている。いつまでも沖縄差別を続ける政府従属の対応を続ければ民意はますます離れていくことにならないか。

 ■窓口立て替えをゼロに

 国会では焦点の環太平洋連携協定(TPP)の承認案と関連法案が、またも与党の数の力で一両日中にも衆院特別委で審議不十分なまま強行採決されようとしている。共同通信の世論調査では「今国会で成立」はわずか17%、7割近くが「今国会にこだわらず慎重審議」を求めているのにだ。政権の横暴をいつまで許すのか。

 南風原町が子ども医療費の窓口負担をなくす「現物給付」を来年1月から実施の予定だが、八重山3市町もぜひ実施してもらいたい。これだと窓口で一時立て替えの必要もなくなるし、保護者も安心して診療を受けられる。国や県に訴えぜひ実現してほしい。

 懸案の波照間航路は2018年9月就航で計画が進むようだが、せめて来年の早い時期に就航し、所要時間も片道最低1時間30分程度で取り組むべきだ。

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