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広場整備、来年度完了へ フルスト原遺跡

国指定史跡のフルスト原遺跡。写真中央奥の崖下に広場が整備される=2015年3月25日(石垣市教育委員会文化財課提供)

国指定史跡のフルスト原遺跡。写真中央奥の崖下に広場が整備される=2015年3月25日(石垣市教育委員会文化財課提供)

歴史遺産の活用を期待

 大浜地区に数多くある文化財を紹介する大浜地区歴史遺産活動事業で石垣市教育委員会は、国指定史跡フルスト原遺跡の崖下で計画する「大浜地区歴史遺産広場」(仮称)の用地を取得し、本年度内で整地と構造物の実施設計を終え、来年度で整備を完了させる予定だ。文化財課によると、インフォメーション広場や駐車場、芝生広場を備えた広場となる。フルスト原遺跡は八重山地方独特のものとなっているが、これまで駐車場が確保されておらず、今回の事業で広場を拠点にした歴史遺産の活用を期待する。

 同課によると、広場の面積は3514平方㍍。40台分の駐車場、216平方㍍の芝生広場のほか、トイレ、休憩所も設ける。広場からフルスト原遺跡に通じる登坂道の整備についても文化庁と調整しながら実現を目指す。

 広場は▽大浜地区の文化財地域を象徴する▽市民、観光客を問わず子どもから大人まで楽しめる▽一年を通じて利用しやすい▽歴史教育に活用できる▽イベントに対応できる|場として整備する。

 フルスト原遺跡は標高25㍍にあり、崖下の「カンドウ原」と言われる場所には600年前から利用されていたと考えられる降り井戸、大浜村の象徴だったとされる大底御嶽など貴重な歴史遺産がある。

 フルスト原遺跡から大浜海岸に至る地区には海軍壕群、ウーニンガ(宇根井戸)、舟御嶽、国指定津波石、村共有の古井戸、魚垣、カースンヤーの浜(拝所)など多様な歴史遺産が存在する。

 これらを紹介する散策マップも作成し、来訪者に歴史遺産の回遊を楽しんでもらうことにしている。

 【フルスト原遺跡】1978年3月3日に国指定の史跡となった。12・3㌶の指定面積に15基の石塁遺構(石積み)が確認されており、市教委が復元作業と発掘調査を年次的に進めている。大浜の英雄オヤケアカハチの居城とも言われている。これまでの発掘調査により、アカハチが活躍した15世紀後半の100年ほど前から遺跡が存在していたことが分かっている。

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