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海底地形の調査着手 与那国町、文化財指定向け

東崎の地形を調査する琉球大学の尾方隆幸准教授(右)ら=13日午後

東崎の地形を調査する琉球大学の尾方隆幸准教授(右)ら=13日午後

専門家交え活用、保護協議へ

 【与那国】島の南側海域にある通称「海底遺跡」と言われる独特の海底地形について町は13日、文化財指定に向けた学術的な評価を行う海底地形調査事業に着手した。琉球大学の木村政昭名誉教授と同大学教育学部の尾方隆幸准教授(地球科学)らが半潜水艇で海底地形を見たほか、東崎や軍艦岩など陸域地形を調査。14日には与那国町構造改善センターで検討会議を開き、水中考古学や地形学の専門家らが海底地形の活用や保護に関する課題、提案などについて協議する。

 町教育委員会によると、本年度内に2回の検討会議を持ち、検討の成果と次年度以降の展望などをまとめる予定。文化財的な価値があると判断された場合は2017年度以降、文化庁の補助事業を活用して本格的な調査につなげていく考えだ。

 「海底遺跡」をめぐっては、研究者の間で人工物か自然地形か意見が一致しておらず、これまで文化財指定の前提となる学術的な評価が行われていなかった。

 この日の調査を終えた尾方准教授は「実際に見たのは今回が初めてだったが、90%以上は自然の地形と思う。東崎や軍艦岩など、陸上に似ている地形があり、それの連続だということをほぼ確信した。岩石をサンプリングし、陸地と海底地形のものが同じか調べる必要がある。同じだったらほぼ確実に自然にできたものといえると思う」と語った。

 14日の検討会議には、木村名誉教授、尾方准教授のほかに県立博物館主任学芸員の片桐千亜紀氏(水中考古学)、九州大学大学院の菅浩伸氏(地形学)、海底地形第一発見者の真謝喜八郎氏ら7人が参加する。

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