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優良ヤギ 生産組合に貸与 産業強化へ改良推進

石垣市の優良繁殖ヤギの貸出事業で生産体制の強化が期待されているヤギ=2日午後、平得の新垣山羊牧場

石垣市の優良繁殖ヤギの貸出事業で生産体制の強化が期待されているヤギ=2日午後、平得の新垣山羊牧場

石垣市

 石垣市が、産肉能力に優れた優良繁殖ヤギを購入して市山羊生産組合(宮国文雄組合長、会員27人)に貸し出す事業を新たに開始することになった。市畜産課によると、市内で飼養されているヤギの9割は肉量の少ない在来種。貸出事業を継続して優良母体の増頭を図ることで改良を推進、生産体制の強化につなげる考えだ。

 市内のヤギ生産は、これまで島外からの導入が皆無に近かったため、近親交配により小型化が進んだ結果、肉量が少なく、頭数にも限りがあるため、高まっている需要に供給が追いついていないという。

 今回の貸出事業では肉量が多くとれる種8頭程度を3年間、組合に貸し出し、優良種同士あるいは在来種との交配で優良母体を増やす計画。組合によると、役員が7日、南部家畜セリ市場で仕入れ、本島内の生産地も視察する予定だ。

 同組合は今年1月17日に発足し、JAおきなわ山羊振興協議会(17団体)に加盟。宮国組合長は「県の補助は2頭しか割り当てがないので、石垣市の事業が頼りになる。ぜひ成功せたい」と意気込む。

 新垣信成事務局長は「優良繁殖ヤギは、在来ヤギと比べて3倍くらい成長が早い。ヤギは年2産するので、半年で出荷できると回転がよくなる。一年でいかに大きくするか、安定した販路を確保できるかが今後の課題となる」と話している。

 市の山田善博農林水産部長は「ヤギ生産は、小規模でできるので他の農作物との兼業でもできる。ヤギ生産は産業としても十分に可能性がある。貸出事業を生産拡大につなげ、農業人口も増やしていきたい」と期待する。

 市は9月補正予算で貸出事業費として一般財源で119万を確保。来年度も継続する予定だ。

  • タグ: 優良ヤギ 生産組合石垣市
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