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9月を迎えて思うこと

高江工事、自衛隊、子どもの自殺のことなど

■うるさかった自衛隊ヘリ

 9月を迎え季節は秋になった。1日が「防災の日」とあって八重山は3日に県の総合防災訓練があった。自衛隊も参加したが、前日から自衛隊ヘリが飛び交い、この2日間何ともうるさかったことか。石垣に自衛隊が配備されるとこのうるささが日常になり、静かな生活が壊されるということだ。

 しかも自衛隊基地はひとたび建設されると中で何が行われているか全く分からないし、もっとうるさくて危険なオスプレイが配備されるなどどんなに基地が拡張・増強されても誰も止めることはできない。だから後の祭りにしないためにも配備は止めるべきだ。

 その自衛隊は安保関連法の施行で11月には南スーダンPKOに派遣され、武器の使用が許される国連職員などの「駆け付け警護」の新任務に就く。これにより戦後71年間、憲法9条の下誰も殺さず殺されなかった自衛隊がいよいよ戦闘に加わり、日本人が外国でも国内でもテロに巻き込まれる可能性が高まる。そして与那国、石垣の自衛隊も標的になる恐れが強まる。

 毎年9月の中秋の名月の下開く「とぅばらーま大会」をこれからもじっくり楽しむためにも、こうした危険な施設は事前に排除すべきだ。

■「共謀罪」が今国会で復活

 沖縄で強権を振るう安倍政権下で警察への風当たりが強まっている。辺野古に続く東村高江のヘリパッド建設の警備が暴力的なのに加え、建設作業員まで警察車両で運び入れる行為が政治的に悪用されているとの批判だ。県議会は警察が誰のためにあるのかただし、過剰警備は直ちにやめさせるべきだ。

 その警察が強権を乱用しかねない法律がまたも今国会に提出されそうだ。それは犯罪計画を話し合っただけで罪に問うことができる共謀罪だ。かつて3度も廃案になったが、安倍政権はこれを国民の抵抗が少ない「テロ準備罪」に名称変更してまたも提案の予定だ。戦前の「特高」を思い起こさせる法律はとても必要とは思えない。

 中旬には野党第1党の民進党の代表選が行われるが、任期を延長してまで憲法改正に突き進む安倍政権の暴走を止めるためにも野党を強くする必要がある。首相がリオ五輪閉会式にスーパーマリオに扮(ふん)して登場したのは東京五輪は自らの手でのパフォーマンスだ。

■「実現力」新町長に期待

 竹富町の新町長に当選した西大舛髙旬氏は14日に就任するが、真っ先に取り組むとした波照間の特に海上交通は他の航路と比べて欠航が多く、公共交通の使命を果たしていない。新町長の「即行動・即実現」で実りの秋にしたい。それは他の公約も同様だ。

 今月は「老人の日」があるが、辛いことに認知症や介護のことなどを憂えて長生きしたくないという人が、老人だけでなく若者にも増えているという。長生きしたいと思える長寿者社会をどう築くかあらためて考えたい。

 子どもの自殺が多い夏休み明けの9月1日は過ぎたが、まだ油断は禁物だ。新学期や長期休み前後は自殺が多いデータが示されている。学校や家庭は落ち込んだり食欲がないなど、子どもたちのSOSを見逃さないよう細かに目配りして子どもたちを守りたい。

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