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祖霊供養など詳しく解説 石垣氏が「祭祀」で講演

100人余が参加した市立図書館の第2回連続講座「八重山の祭祀と民俗」=28日午後、同館視聴覚室

100人余が参加した市立図書館の第2回連続講座「八重山の祭祀と民俗」=28日午後、同館視聴覚室

市立図書館連続講座

 石垣市立図書館(野底由紀子館長)は28日午後、同館で第2回連続講座を開き、石垣博孝さんが「八重山の祭祀(さいし)と民俗」の演題で講話した。会場には100人余の参加者が詰めかけ、約2時間にわたって石垣さんの話に聞き入った。

 石垣さんは神迎えや農耕、願結び、節目、祖霊供養などの儀礼について解説。

 神迎えの儀礼では、マユンガナシィやミリィクなど有形の神のほか、御嶽神や来訪神など無形の神について言及し、「『琉球国由来記』の21巻では、八重山の御嶽について記されているが、与那国のものが一つもない。実際にはいくつもあるが、なぜ記録されなかったのか。今後も追究していきたい」と述べた。

 祖霊供養儀礼については、ソーロンの時に踊られるニンブジャー(念仏踊り)に触れ、「首里から持ってきたとされているが、本島にはまったく残っていない。(ニンブジャーの)数も八重山がはるかに多い。アンガマを各村々でできる勢いがあるのは八重山くらいだ」と強調。「ほかには全くないすてきな祭りが八重山にはあり、誇りに思っている。大事にしていきたい」とも語った。

 参加者からは「神司がどのような形で選ばれるか、いきさつを教えてほしい」などの質問があり、石垣さんは「御嶽と関わりの深い血筋を引いている者であることが前提。候補者が10人以上の時もあれば3〜4人の時もあり、くじ引きのようなものをして引き当てた人が務める」と答えた。

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