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立秋を過ぎても常夏の炎熱は和らいでくれない…

 立秋を過ぎても常夏の炎熱は和らいでくれないが、それでも平均気温は次第に下がり始め、街路樹の影が涼しげに歩道を覆うようになってきた▼村々の豊年祭も終わり、八重山の各地では、精霊さまを供養するソーロン(旧盆)が行われており、石垣市内の民家には八重山独特の伝統行事である「アンガマ」が招かれ、祖先の霊を供養している▼アンガマは、グショー(あの世)から訪れた精霊で、クバのうちわを手にしたウシュマイ(翁)とンミー(媼)がファーマー(子孫)を引き連れ、招かれた家々で珍問答を繰り広げる八重山でしかない夏を彩る風物詩でもある▼ウシュマイとンミーが、独特の裏声であの世と現世の違いを頓知問答でユーモラスに語りかける。グショーの質問には「友達を誘わずに必ず一人で来ること」と返答。「なんで仏壇は三段あるかね」には「ホップ、ステップ、ジャンプとあの世に勢いをつけていくためだ」と当意即妙の回答が見物客らを爆笑させる▼今年も県内外から親孝行のために帰省している人も多いと思う。初盆の家庭は亡くなった方の生前の姿に思いをはせ、静かに香をたかれるだろう▼きょうはご先祖さまをグショーに送るウクイピー(精霊送り)。私たちの今があるのは先祖のおかげであり感謝する。きょうの心を大切にしたい。(鬚川修)

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