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炎暑の7月に思うこと

高校野球、参院選、自衛隊のことなど

■八商工、10年ぶり「夢再び」へ

 熱中症にさらに注意が必要な炎暑の7月を迎えた。その暑い日差しの下、高校球児たちが甲子園を目指して熱闘を繰り広げている。その中で八重山商工高校に10年ぶり「夢再び」の期待が高まっている。2回戦で春の覇者で優勝候補筆頭の糸満高校を破ったからだ。

 離島からは夢のまた夢といわれた甲子園に初めて出場し、私たち八重山郡民だけでなく全国の人々に大きな感動を与えた伊志嶺吉盛監督が今大会を最後に勇退するという。その監督と一緒に甲子園に行きたいと選手たちは熱く燃えている。楽しみにしたい。

 同様に全国で熱い戦いを繰り広げている参院選も、終盤の追い込みに入った。改憲勢力で国会発議に必要な3分の2議席確保なるかが大きな焦点だ。

 その先には野党側が批判し警戒する「憲法改正、貧困拡大、戦争への道」の「独裁政治」が待っており、特に安倍政権下で憲法改正を許すかどうかが問われている。アベノミクスなど安倍政権の耳に心地よい政策やフレーズに惑わされない見極めが大切だ。

 18歳選挙権で八重山は800人余が新有権者になった。投票に行こう。

■自衛隊配備にブレーキ

 沖縄選挙区は日米安保を沖縄にだけ押し付ける安倍政権の不条理が問われている。うるま市の20歳の女性暴行殺害事件など基地がある故の凶悪な米軍犯罪も続発し、日米両政府への批判はさらに高まっている。   

 国政与党の自民や公明などが参加を避けた県民大会だったが、それでも主催者発表で6万5000人が参加したというのは、県民の怒りや憤りがいかに強いかを示すものだ。これは3選を目指す自民現職の島尻安伊子氏(51)に逆風、辺野古新基地建設や宮古、石垣の自衛隊配備を許さないとするオール沖縄勢力が推す伊波洋一氏(64)に有利な展開となっているようだ。

 その石垣市への自衛隊配備は、これまでの急加速の流れにブレーキがかかった。与党自民党に想定外の造反があり、分裂までしたのだから防衛省にとっては全く予想外の展開だろう。

 しかも造反した3人の自民議員のうち2人は防衛省の陸上自衛隊配備方針に対し、海上自衛隊配備を求めており、今後の展開は不透明になった。

 日本は武力でなく外交で平和に努力すべきが、安倍政権がやっていることは安保法強行など逆だ。今回のバングラ・テロも日米同盟強化による「日本も標的」の表れともいわれる。

■子どもの貧困対策始動

 沖縄で深刻な子どもの貧困対策は、県基金27億円の市町村割り当てが決まり、具体的に動きだすことになった。石垣市約9000万円、竹富町約3000万円、与那国町約1100万円が配分され、就学援助の拡充などに活用される。

 石垣市ではこれとは別に国の予算で食育や学習支援、生活指導など子どもの居場所となる「子どものホッとステーション」も1日に開所、対策が始動した。子どもの未来が家庭の貧困などで左右されてはならない。

 石垣市に国立自然史博物館を誘致する官民の推進体制も発足した。まず今月17日のシンポジウムを大成功させることで誘致実現に弾みをつけたい。

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