八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

小笠原のヒヨドリ起源は八重山 DNAの分析で判明

オガサワラヒヨドリとハシブトヒヨドリの祖先はそれぞれ八重山諸島と本州、伊豆諸島に由来する(国立研究開発法人森林総合研究所の資料をもとに作成)

オガサワラヒヨドリとハシブトヒヨドリの祖先はそれぞれ八重山諸島と本州、伊豆諸島に由来する(国立研究開発法人森林総合研究所の資料をもとに作成)

八重山に生息するイシガキヒヨドリ=2009年7月、石垣市バンナ公園

八重山のイシガキヒヨドリが起源とされるオガサワラヒヨドリ(国立研究開発法人森林総合研究所提供)

国立研究チーム 約1800㌔離れた諸島に生息
世界遺産登録に向け関心も

 【那覇】八重山に生息するヒヨドリの亜種、イシガキヒヨドリを起源とする別の亜種が約1800㌔離れた世界自然遺産の小笠原諸島に生息することが国立研究開発法人森林総合研究所(茨城県つくば市)の研究チームが行ったDNAの分析で分かった。小笠原にはさらに別の亜種が生息するが、これは伊豆諸島の亜種を起源としていた。同チームでは今回の研究成果を「世界自然遺産としての小笠原の固有亜種がどのようにつくられてきたのかを示すもの」と位置付けており、西表島を含む「奄美・琉球」の世界自然遺産登録に向けた取り組みが進むなか、関心を呼びそうだ。

 同チームは7日までに日本動物学会の英文誌「Zoological Science」に分析結果を発表した。

 小笠原諸島は、北部の父島、母島などからなる小笠原群島と、南部に位置する硫黄島、北硫黄島などからなる火山列島で構成される。

 同研究チームは小笠原諸島に生息するオガサワラヒヨドリと、火山列島のハシブトヒヨドリのDNAを国内の別の亜種と比較し、オガサワラヒヨドリはイシガキヒヨドリ、ハシブトヒヨドリは伊豆諸島のヒヨドリをそれぞれ起源に持つことを突き止めた。

 両群島・列島は約160㌔しか離れていないものの、成立時期は、小笠原諸島が4000万年以上前、火山列島が数十万年前と異なる。二つの亜種がそれぞれ別の起源を持つことから、同研究チームは今まで交流を持たなかったことを示すものとみている。

  • タグ: イシガキヒヨドリ小笠原諸島
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム