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黒島で発見情報相次ぐ 日本最大のキシノウエトカゲ 

宮澤勇気君が見つけたキシノウエトカゲ=5日、黒島研究所

宮澤勇気君が見つけたキシノウエトカゲ=5日、黒島研究所

国の天然記念物 絶滅危惧種で活動が最盛期

 【黒島】4月に入ってから、黒島研究所(若月元樹所長)には国の天然記念物、キシノウエトカゲを見かけたとの情報が相次いで寄せられている。キシノウエトカゲは環境省のレッドリストで「絶滅の危険が増大している」とされる絶滅危惧Ⅱ類に分類されている。5日には島内で捕獲して同研究所に持ち込んだ黒島中学校3年生の宮澤勇気君が、友人たちとともに自動車などがあまり通らない場所で逃がした。

 島民らは珍しい生き物や弱った生物を見つけると、同研究所に持ち込むことが多い。宮澤君は見つけたキシノウエトカゲを手をかまれながらも素手で捕獲し、自転車で持ってきた。

 宮澤君は同研究所の職員からキシノウエトカゲが宮古島と八重山地方にのみ生息する日本最大のトカゲで、国の天然記念物だと教わり、現状変更ができないことから、計測をしただけで、友人たちとともに逃がした。

 同研究所によると、4月に入って石垣島や黒島でキシノウエトカゲの発見情報が多く寄せられ、見学に訪れた観光客がデジタルカメラで撮った写真を持ち込むケースも相次いでいるという。

 亀田和成学芸員によると「よく素手で捕まえた。確かに最近よく見かける。外来種のイグアナと勘違いし、『見かけたら積極的に殺せ』と指示している島民がいた。そのような発言が島民から出るほど近年はめったに見かけられなかったのだと思う。キシノウエトカゲは今が一年で最も活動する時期」と話した。

  • タグ: キシノウエトカゲ日本最大黒島
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