八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

アカジンミーバイ出荷サイズ養殖に成功 2年で500グラム以上

石垣市水産課が取り組んだスジアラの試験養殖。2年間で出荷サイズの500㌘まで成長させた(市水産課提供)

石垣市水産課が取り組んだスジアラの試験養殖。2年間で出荷サイズの500㌘まで成長させた(市水産課提供)

石垣市水産課関係者に成果報告 供給施設を整備へ

 八島町の種苗供給施設内の水槽で2013年12月からアカジンミーバイ(スジアラ)の試験養殖に取り組んできた石垣市水産課は、昨年12月までの2年間で出荷サイズの500㌘以上に成長させることに成功した。同課は「養殖が難しいと言われている魚種でも、陸上養殖であれば、専門家でなくても養殖は可能」としており、南ぬ浜町(新港地区)で検討している陸上養殖施設の整備につなげていく考えだ。試験養殖の成果は10日午後、市が関係者を招いて市内ホテルで開いたスジアラ養殖産業振興セミナーで報告された。

 スジアラは、中華圏での評価が高く、高値で取引されている。陸上養殖には維持管理費がかかることから、養殖対象魚種は付加価値の高いスジアラが有望となっている。

 試験養殖では、ユーグレナ粉末を混ぜた飼料を与えて通常飼料と比較したところ、稚魚期に約20%の増体が認められたほか、ストレスの抑制効果の傾向もみられた。

 同課水産振興係の比嘉幸宏主事は「稚魚期にみられた成長を継続することが今後の課題」と指摘。ストレス抑制効果については「ユーグレナを与えた稚魚の行動は、ユーグレナ無添加の稚魚と比べて明らかに違っていた。臆病でなくなり、ストレスに強くなったのではないか」と報告した。

 技術協力を行った国立研究開発法人水産総合研究センター西海区水産研究所亜熱帯研究センターの山口智史研究員は「亜熱帯のスジアラ養殖産業の創出につながることが期待される」と話した。

 養殖を成功させるためには、食味が重要な要素となることから、セミナーでは養殖したスジアラを使った料理の試食会もあり、好評だった。

  • タグ: アカジンミーバイ石垣市水産課
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム