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【新年特集】コーヒーの可能性に挑む 八重農アグリリサーチ部

コーヒー豆「ブルボンアマレロ」を収穫する大山聖和さんと狩俣美咲さん(右から)=2015年11月3日午前、八重農バラビドウ農場

コーヒー豆「ブルボンアマレロ」を収穫する大山聖和さんと狩俣美咲さん(右から)=2015年11月3日午前、八重農バラビドウ農場

収穫したコーヒー豆。赤い実の皮をむくと白い豆が出てくる。黒いのは焙煎した後のコーヒー豆

八重農産のコーヒーで試作品を作ったアグリリサーチ部の大山聖和さん、狩俣美咲さん、松田啓三君(左から)=2015年12月16日夕、同校

10年前から自家栽培
多彩な商品開発次々と

 八重山農林高校アグリリサーチ部の狩俣美咲さん(アグリフード科2年)、大山聖和(みより)さん(同)、松田啓三(ひろみ)君(同)が進めているコーヒープロジェクト。本年度は収穫から試飲、試作を行う計画で、昨年12月16日には初めての試作品、カフェオレシュークリームとロールケーキを製造。ほかにもさまざまな商品開発に挑戦していきたい考えだ。同部はこれまで、独自に栽培したバニラを使い、地元企業とコラボしてジェラートの商品化を実現。それに続くプロジェクトとなるか。今後の動きに注目が集まる。

 同部顧問の渡真利学教諭(37)によると、同校は約10年前からバラビドウ農場でコーヒーを栽培。同部では約5年前に植え付けた品種「ブルボンアマレロ」と「ムンドノーボ」を使用している。

 収穫した実は乾燥させて焙煎し、飲み物やお菓子などに生かすほか、木1本当たりの収穫量を調べ、収益性や産業化の可能性を探る。両種の生産性の比較なども行っていく考えだ。

 3人ともコーヒーのブラックは苦くて飲めないが、カフェオレなどにして甘くすれば飲めるという。

 初めて収穫したコーヒーを試飲したリーダーの狩俣さんは「ブラックは嫌いだが、これは薄くて飲める。おいしい」と感想。今後は「ゼリーに挑戦したい。2月に校内農業クラブ大会があり、自分たちがしてきたことをしっかり伝えられるように頑張りたい」と意欲。

 研究に関わる前、八重山でコーヒーができると思っていなかったという大山さん。「いろんなお菓子やコーヒー豆などを八重農市や花と緑のまつりなどで販売し、いろんな人に広めていきたい」と、コーヒーの可能性に期待する。

 昨年12月からプロジェクトに参加している松田君は「プロジェクトで結果を残して将来の仕事に生かしたい」と意気込み、今後は「試飲と試食を繰り返すことで味も分かってくると思う。ケーキなどおいしい商品を作っていきたい」と目標を語った。

 渡真利教諭は「お店で買うのが当たり前のものが実は自分たちでも作れることに気付き、工夫することで商品を生み出せるという自信につなげてほしい」と期待している。

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