八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

【新年特集】小浜小中学校 創立120周年 小浜島を明るく元気に!

10年ぶりに復活した小浜小中学校の鼓笛隊=2015年12月10日、同校音楽室

10年ぶりに復活した小浜小中学校の鼓笛隊=2015年12月10日、同校音楽室

運動会本番に向け鼓笛隊の練習に励む児童生徒たち=2015年10月上旬、小浜小中学校グラウンド(同校提供)

10年ぶりに鼓笛隊が復活
地域の行事で演奏活動〜絆と団結力が生まれた

 創立120周年を機に、昨年10年ぶりに復活した小浜小中学校(友利始夫校長、児童36人、生徒13人)の「鼓笛隊」。運動会や地域の「ちゅらさん祭」で演奏を披露し会場を活気づけた。おそろいの衣装を身に着け、元気いっぱい演奏する子どもたちの姿に、地域の人々から温かい大きな拍手が送られた。

 鼓笛隊が活動していた20年前の学校創立100周年。鼓笛隊のにぎやかな演奏が島に響き、子どもたちの元気な姿に地域住民の笑顔もあふれていた。

 鼓笛隊が途切れて10年。「鼓笛隊を復活させ、創立120周年を盛り上げよう」。全員が未経験者という手探り状態の中、鼓笛隊復活に向けた活動が始動した。

 鼓笛隊の編成は小学1、2年生がポンポンを手に校歌ダンス、3、4年生は鍵盤ハーモニカ。5、6年生は小太鼓や大太鼓、シンバル、ベルリラ(鉄琴の一種)、トリオ(太鼓の一種)、創立120周年の寄付金などで購入した電子キーボード。今回から編入した中学生はリコーダーを担当する。

 曲目は親しみのある「校歌」。慣れない楽器や歩きながらの演奏に苦戦しながらも、上級生や中学生が後輩たちをサポート。だんだんと形になっていった。

 児童会長の袴田涼介(小学6年)君は「足踏みや太鼓をたたくタイミングを合わせるのが難しく、楽器が重くて大変だったが、もっと上達して校歌以外の曲や他の楽器にも挑戦したい」と笑顔をみせた。

 生徒会長の片山隼(中学3年)君は「自分たちの手で鼓笛隊を復活させることができてよかった」と誇らしげな表情をみせ、「後輩たちにはこれからも引き継いで頑張ってほしい」とエールを送った。

 全体の指導を行っている石垣輝幸教諭(33)は「小学1年から中学3年生では体力や体格差もあり、なかなか一緒に取り組む機会は少ないが、鼓笛隊を通して児童生徒の絆が強まり、団結力が生まれる」と、全員で取り組む鼓笛隊の意義を語った。

 小浜公民館の大久英助館長は「子どもたちの演奏は地域を明るくし、元気を与えてくれる」と感謝。「ぜひカジマヤーのパレードでも鼓笛隊を披露してほしい」と要望した。

 14年前にキーボードを担当していた通事沙喜さん(26)は「鼓笛隊が途絶えたときは寂しかったが、復活して頑張る子どもたちの姿を見るとうれしいですね」と喜んだ。

 鼓笛隊が途切れた理由は、指導者の異動や児童数の減少などが挙げられている。今後は、特別な技術を持った指導者がいなくても継続していけるマニュアル作りや記録の保存、人数や状況に合わせた柔軟な鼓笛隊の編成などを考案していく必要がありそうだ。

地図
  • タグ: 小浜小中学校
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム