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【新年特集】3市町 重要な選択の年

発展を遂げる石垣島。新庁舎建設位置の決定、自衛隊配備の是非など島の将来を左右する重要案件がめじろ押しだ=2015年12月21日撮影

発展を遂げる石垣島。新庁舎建設位置の決定、自衛隊配備の是非など島の将来を左右する重要案件がめじろ押しだ=2015年12月21日撮影

新庁舎建設で住民投票 石垣市
大原への役場移転元年 竹富町
3月末に陸自入隊式  与那国町

 2016年は八重山3市町にとって将来を左右する重要な一年になる。いずれも新庁舎建設が動きだすほか、石垣市では自衛隊配備の是非が問われ、与那国町には沿岸監視部隊が配備されるからだ。

 市庁舎建設問題では、2月上旬に住民投票が行われ、市民は現地か旧空港跡地か、重大な選択を迫られる。結果は中山義隆市長の建設地決定に大きな影響を与える。

 自衛隊配備問題では、防衛省が開南交差点西側の市有地などを候補地に選定。今後、中山市長は受け入れの是非を決断しなければならない。

 注目の一つは、配備推進を求める請願。市議会で多数を占める与党が採択し、これを住民の意見として市長が容認する宮古島市方式を取るのではないかという懸念が出ているからだ。

 市長は、何をもって市民の意見を集約するのか。島を二分する問題だけに慎重な対応が求められよう。

 竹富町では、住民投票で賛成が多数となった西表大原への役場移転作業が具体化する。ただ、海上交通ネットワークの構築、職員の通勤あるいは移住など課題は山積。一方、西表島以外の離島では移転に反対の意見が多数だ。

 8月下旬ごろには町長選がある。役場移転の流れに勢いをつけるのか、あるいは待ったをかけるのか、町民の審判が下る。

 与那国町では 沿岸監視部隊の駐屯施設の建設が進んでおり、3月末ごろに150人規模の隊員入隊式、5月ごろに施設の落成式が予定されている。

 町内には今も自衛隊配備反対の横断幕やのぼりが。昨年2月の住民投票では賛成派が多数を占めて表面的には決着したとはいえ、住民感情は複雑だ。しこりを残したまま、自衛隊はやってくる。

 確かに人口は増えるだろう。ただ、地元住民がこのまま減り続けていけば、本末転倒になりかねない。自衛隊に頼らない過疎化対策、地域振興策は今後も町の大きな課題だ。

 この一年、3市町は重要案件がめじろ押し。住民は、子や孫らに何を残すのか。行政任せにせず、地域の未来のために積極的にかかわらなければならない。

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