市内3カ所の御嶽整備 宇部(平得)、安居(真栄里)は拝殿改修
宮鳥御嶽は外周塀を整備 一括交付金活用で473万円
石垣市は字石垣の宮鳥御嶽、平得の宇部(うぶ)御嶽、真栄里の安居(あんぐん)御嶽の改修・整備に向けた市亜熱帯都市公園整備構想を作成、事業化に向けて地域との調整を進めている。宇部御嶽と安居御嶽では拝殿(お宮)の改修も検討。宮鳥御嶽の拝殿は市の有形民俗文化財に指定されているため、外周のブロック塀を石積みに整備する構想となっている。
3カ所の御嶽は都市計画上の都市公園と位置づけられており、市は各御嶽を公園として整備する方向で2013年度の沖縄振興特別交付金(一括交付金)事業で473万円を投じて同構想を作成。
宇部御嶽は拝殿の改修とトイレの設置を検討。御嶽内の高木を残したまま、園路や石積みも整備する計画。安居御嶽も同様の内容で、地域の要望に沿って西側に高木を配置、豊年祭で活用できるように倉庫やあずまやも整備する内容。
このうち、安居御嶽の整備に向けて、市都市計画審議会(我喜屋隆会長、委員14人)は22日に公園区域の縮小を決定。これを受けて市は年明けに県と調整し、19年度の事業化に向けた取り組みを進めていく。
同課の鹿川栄伸施設係長は「まだ構想の段階だが、地元公民館や地権者をはじめ、御嶽の神司や氏子とも調整を図り、要望に沿って事業化を図っていきたい」と話した。
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