八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

今期操業始まる 石垣島製糖

製糖開始式後、原料をケーンヤードに投げ入れ、操業の安全を祈願する人たち=19日午後、石垣島製糖

製糖開始式後、原料をケーンヤードに投げ入れ、操業の安全を祈願する人たち=19日午後、石垣島製糖

原料7万8000㌧見込む
関係者、糖度上昇を期待

 石垣島製糖㈱(松林豊代表取締役社長)は19日、2015/16年期の製糖を開始、収穫されたサトウキビが大型トラックで次々と搬入された。前期に続く年内操業で、原料搬入量は前期を1820㌧(2.3%)下回る7万8343㌧を見込む。今期は5個の台風に見舞われたものの、前期並みまで挽回した。初日の糖度は12度を下回っており、製糖関係者は今後の天候回復による糖度上昇を期待している。

 同社によると、収穫面積は株出し面積の増加で1466㌶と前期(1326㌶)より拡大しているが、台風の影響で10㌃当たりの単位収量を5.343㌧と前期(6.046㌧)より低く見込んでいる。収穫はハーベスターによる機械刈りで75%、無脱葉で20%、手刈りで5%を予定。

 粗糖の生産量は9417㌧(前期9390㌧)、製品歩留まりは12・02%(同11.71%)を見込む。

 石垣島さとうきび生産組合の次呂久栄重組合長は「サトウキビが伸びる時期の5月に台風が来たのが痛かったが、5個の台風襲来の割には収量を確保できた。甚大な被害に至らなかったのは良かった。キビは台風に強い。あとは品質がよくなれば」と話している。

 同日午後、会議室に関係者を招いて開かれた製糖開始式で松林社長は「5個の台風襲来で痛手をこうむったが、その後は天候に恵まれ、7万8000㌧余まで挽回することができた。安全を第一に安定生産を目指して頑張りたい」とあいさつ。

 中山義隆石垣市長は、大筋合意に至った環太平洋経済連携協定(TPP)に言及し、「沖縄の作物に壊滅的な打撃を与える恐れがある。激変緩和、経営安定対策など制度設計について国に要請していきたい」と述べた。新城治県八重山農林水産振興センター所長もあいさつした。

 この後、中山市長らがケーンヤードに原料を投げ入れ、松林社長が酒で清めて安全を祈願した。

地図
  • タグ: 石垣島製糖サトウキビ
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム