髙嶺、狩俣両氏の受賞祝う
- 2015年11月22日
- 社会・経済
八重山毎日文化賞贈呈式
八重山研究や芸術文化の振興に顕著な業績を挙げた人に贈られる第31回八重山毎日文化賞(八重山毎日新聞社主催)の贈呈式と祝賀会が21日、市内ホテルであり、関係者多数が受賞者2人の功績をたたえ、祝福した。
今回は学校教育で郷土芸能活動の隆盛の礎を築いた髙嶺方祐氏(79)=石垣市登野城=と、八重山研究や竹富島の発展に尽力してきた狩俣恵一氏(64)=宜野湾市=に正賞が贈られた。
髙嶺氏は「八重山で最高の文化賞を頂けて身に余る光栄。今後も活動を続け、100歳まで芸能をし続けたい」と抱負。
狩俣氏は「受賞は最高の栄誉。今後はいかにして八重山芸能を琉球芸能に対抗させていくかということを長期的な展望で考えていきたい」と述べ、地域の先輩の前本隆一さんから習った「ピンニキーアヨウ」を披露した。
贈呈式で黒島安隆社長は受賞者の功績と人柄を紹介し、「いずれも竹富島出身で、小さな島から大きな実績を残している。今後もますます活躍されることを期待している」とあいさつ、石垣博孝選考委員長が「八重山文化の発展に大きく寄与することを願っている」と期待した。
翁長雄志県知事や八重山広域市町村圏事務組合理事長の中山義隆市長からも祝辞が寄せられた。
引き続き行われた祝賀会は石垣市文化協会舞踊部会の「赤馬節」で幕開け。石垣竹富郷友会の「安里屋節(早調子)」や八重山高校郷土芸能部OB会の「繁昌節」「川良山節」が舞台を飾った。
会場には大勢の関係者が駆け付け、花束を贈ったり、激励の言葉をかけたりして両氏の受賞を祝った。
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