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中学校用副読本配布が大幅遅れ 市教委

中学校での本格的な使用は2016年度になった副読本「八重山の歴史と文化・自然」=3月30日、石垣市教育委員会

中学校での本格的な使用は2016年度になった副読本「八重山の歴史と文化・自然」=3月30日、石垣市教育委員会

教科書採択に影響が? 本格的使用来年度から

 石垣市教育委員会が本年度から使用を予定している中学校用の副読本「八重山の歴史と文化・自然」は、8月の中学校教科書採択に影響を与えるおそれがあるとして印刷を控えていたため、生徒への配布が大幅にずれ込んでいる。印刷を中断している間、訂正箇所が見つかったことから、執筆者らが最終チェックを行った。市教委によると、今月中の印刷・配本を予定しており、本格的な使用は2016年度からになるという。

 市教委は13、14年度の一括交付金を活用し、13年11月に編集委員会(田本由美子委員長、委員10人)を立ち上げ、編集作業を進めてきた。

 当初は歴史、文化のみを扱う予定だったが、「八重山の歴史、文化は、豊かな自然が形作っている」(島村賢正委員)として自然編を追加。市教委は今年3月30日、完成したと発表していた。

 学校指導課によると、この後、教育委員の承認を得て印刷を予定していたが、副読本の内容が、来年度から使用する中学教科書の採択で争点になりそうな歴史・公民分野に関連することから、委員から「副読本を先に出すと教科書採択に影響を与えるおそれがある。慎重に対応すべきだ」との指摘があり、採択まで印刷を控えていたという。

 この間、事務局が内容を確認したところ、誤字・脱字や注釈ページの間違いなどがあったため、執筆者に最終チェックを依頼し、12日までに作業を終えた。近く印刷し、中学生全員と教員らに配布する。

 副読本の使用について宮良永秀課長は「今後、校長・教頭研修会などで使い方を説明し、16年度から新しい教科書の副読本として活用したい」としている。

 田本元編集委員長は「委員には最大限の努力をしてもらって3月までに原稿を上げてもらったが、こんなに遅れるとは予想しなかった」と話す一方、内容については「読み応えがあり、良い副読本だと思う。八重山全域をとらえ、近現代までの通史も入れたことに大きな意義がある」と強調している。

  • タグ: 教科書副読本
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