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県中学校駅伝競走 船浦女子9位

今大会、八重山勢最高の9位で喜びをみせる船浦中学校女子駅伝チーム=7日午後、宮古島空港

今大会、八重山勢最高の9位で喜びをみせる船浦中学校女子駅伝チーム=7日午後、宮古島空港

9位でゴールする船浦のアンカー、井本留奈=7日午後、宮古島市陸上競技場

脱水症状の状態で最後まで走りきった大浜の井戸天馬=7日午後、宮古島市陸上競技場

昨年の最下位から八重山勢男子トップの11位と躍進した石垣男子駅伝チーム=7日午後、宮古島市総合体育館

大浜男子14位、3連覇逃す 石垣(男子)、11位と健闘

 

 【宮古島市で砂川孫優記者】第39回男子・第28回女子県中学校駅伝競走大会(県中体連など主催)が7日、宮古島市陸上競技場を発着点に宮古地区中体連駅伝コースで行われ、女子の船浦が45分44秒で昨年大会に続く9位で八重山勢最高位となった。男子は石垣が1時間8分16秒で11位、大会3連覇を狙った大浜は1時間8分29秒で14位だった。大会は男女それぞれ25チームが出場。男子は宮里(中頭)が初優勝、女子は名護(国頭)が2連覇を達成した。

 大会は午前10時に女子(5区間12㌔)、同11時10分に男子(6区間20㌔)がスタート。 主催者発表でスタート時の天候は晴れ、湿度は75%、風は東南東の風5・9㍍、気温は28度を超える暑さとなった。

 女子は1区(3㌔)で8人が区間新のスピードレースで、船浦の真謝永愛(えな、3年)は1㌔地点で先頭集団から脱落。2区(2㌔)の甲斐文優女(あやめ)(同)はトップと41秒差の17位でタスキを受け、区間4位の走りで7人を抜き、チームを押し上げた。

 後続の仲里桜(同)と平良雅(同)がそれぞれ順位を一つ落としたが、最終5区(3㌔)の井本留奈(同)が3人を抜いて1ケタ台の順位でゴールした。

 男子では、後続で粘っていた石垣が4区以降、着実に順位を上げ、6区の仲宗根奏汰(かなた、2年)が大浜の井戸天馬(3年)をかわしてゴールした。

 注目の大浜は、1区(4㌔)の森田大翔主将(3年)が大会直前に左足股関節を負傷し、本来の力を発揮できずにトップと21秒差の8位。大浜はその後、一時は5位まで順位を上げたが、最終6区(4㌔)で井戸が仕掛けた巻き返しも及ばなかった。

■各区間で自己ベスト更新 船浦女子

 船浦女子は各区間で選手が自己ベストを更新し、地区大会の記録を47秒更新。初出場だった前回大会と同じ9位となった。目標の5位以内はならなかったが、45分台で走れる勝負強さをみせた。

 5人全員が3年生。1区の真謝永愛(えな)は「相手についていくことで自分の力が出せた。明日からきつい駅伝練習がないと思うと不安になる」と語った。

 第2、第3中継所では次走者がいないというアクシデントも。3区の仲里桜と4区の平良雅は中継所の歩道で前の走者を待っていたが、選手で混雑したうえ、学校名を告げるアナウンスが聞こえず、タスキの受け取りが遅れた。

 仲里は「焦って他の選手をかき分けた。失敗したけど切り替えて走れた」と話し、平良は「戸惑ったけど悔いのない走りができた。学校裏の急坂で練習していた成果が出た」と振り返った。

 最終5区の井本留奈は「持てる力を発揮してゴールテープを切ろうと思った。悔いのない大会だった。最後でさみしい思いはあるが、このメンバーで走れて良かった」と笑顔をみせた。

 甲斐文優女主将は「地域の人々の協力で全員が大会を楽しめた。後輩は2人しかいないが、一生懸命、練習をやることが大切ということを伝えたい」と後輩に期待する。

 就任2年目の髙原直樹監督(43)は「レベルの高い大会で選手全員がよく頑張った。悔いはない。来年も県大会に出場したい。3年生はこれまで我慢していた甘い物を解禁する」と明るい表情をみせた。

■「焦り、冷静さ欠いた」 大浜男子

 県内中学の中長距離でトップクラスの実力を持つ井戸天馬(3年)と田福英刀(同)、森田大翔(同)の3人を擁して大会史上3校目の3連覇に挑んだ大浜は、思うようなレース運びができずに苦しんだ。

 崎田尚孝監督(31)が勝敗を決めるポイントに挙げていた2区(3㌔)の田福は「早く前についていかなきゃという焦りしかなかった。気持ちが強すぎて冷静さを欠き、距離を縮める仕事ができなかった」とうつむいた。

 レースの主導権を握った宮里(中頭)と北(宮古)の背中を追い続けたエースの井戸は「かなわない相手ではなかったが、みんな焦って空回りした。周囲の期待や指導してくれた崎田監督に応えられなくて申し訳ない」と目を赤くした。

 1区を走った主将の森田は「自分の遅れが焦りを引き起こした。責任を感じている。連覇を止めてしまって悔しい。次は後輩に託したい」と話した。

 崎田監督は「予想通りの展開ができなかった。完敗」と総括し、「3連覇というプレッシャーで気が張り詰めていた。レースが終わって心に穴が空いた感じだが、次のステージに向けて頑張りたい」と振り返った。

■昨年から大きく躍進 石垣男子

 “のびのび走る”をテーマに宮古島入りし、リラックスして大会に臨んだ石垣は、目標にしていた大浜を最後にかわして八重山勢男子トップの11位でゴールした。前半に3年生、後半に2年生を配置し、昨年大会の最下位から大きく躍進した。

 強豪大浜の礎を築き、石垣に赴任した当山哲郎監督(35)は「大浜時代より練習量は多い。実は、人がいないロードや山のコースを利用して着々と土台を築いてきた」と練習の成果を実感。

 3区(3㌔)で3人を抜き、区間3位の走りをみせた稲福功大(こうだい、3年)は「スピードを生かして前の選手を抜くことしか考えていなかった。大浜に勝利して驚いている」と語った。

 補員としてチームを支えた入嵩西義士主将(2年)は「目標にしていた大浜に勝つことができてうれしい。来年は自分も選手として走り、県大会で優勝したい。当山監督はとても厳しいが、自分たちを高めてくれる存在」と感謝した。

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