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特定外来生物、西表で捕獲

2日に西表上原で捕獲されたシロアゴガエル(那覇自然環境事務所提供写真)

2日に西表上原で捕獲されたシロアゴガエル(那覇自然環境事務所提供写真)

木の枝に産み付けられたシロアゴガエルの卵塊=2008年8月、石垣島(那覇自然環境事務所提供写真)

環境省「早期対応が必要」資材にまぎれて侵入か

 シロアゴガエル

 

 在来の生態系に影響を及ぼすおそれのある特定外来生物の一つ、「シロアゴガエル」のオス2匹が2日、西表島上原の山側の沈砂升で捕獲された。同カエルが八重山で確認されるのは、石垣島と与那国島に次いで3島目。繁殖や卵などは確認されていない。同カエルの侵入が同島の世界自然遺産登録への影響も懸念されており、環境省那覇自然環境事務所では「島内で拡大しないよう早期対応が必要」と警戒を強めている。今後は竹富町の自然環境課や地域の協力を得ながら監視を強化し、個体の捕獲や卵の除去、情報提供を呼びかける。

 環境省では、シロアゴガエルやオオヒキガエルなどの特定外来生物の侵入防止のため、監視モニタリングを実施しているが、今年8月27日に調査員が上原地区でシロアゴガエルの鳴き声を確認し、侵入が明らかになった。

 町自然環境課の與那城博さんによると、同カエルが捕獲された付近では2014年度末に防風林の工事が実施され、資材が石垣島から運ばれてきていることから「資材にまぎれて侵入した可能性がある」としている。

 同カエルの繁殖期は4〜11月。木の枝やコンクリートの壁面などに泡状の卵塊を生みつける。資材などに付着して拡散する可能性があるため、運搬の際には付着がないか注意喚起している。

 同カエルは1964年に沖縄本島中部で発見され、2007年には旧石垣空港周辺で確認、08年には与那国島でもオス1匹を捕獲している。

 14年度には石垣島全域で生息が確認され、在来種との生息場所やエサをめぐる競合、新たな寄生虫の感染など在来生物への影響が懸念されている。

 西表自然保護官事務所では、シロアゴガエルの鳴き声を聞いたり、卵塊を発見した際は同事務所(84|7130)に連絡するよう呼びかけている。

 同カエルの鳴き声や特徴は那覇自然環境事務所ホームページ(http://kyushu.env.go.jp/naha/wildlife/mat/m_2_2.html)。

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