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難関の保育士資格に懸命 ロシア出身の前津タチアナさん

保育士を目指し頑張る前津タチアナさん=3日午後、まきら保育園

保育士を目指し頑張る前津タチアナさん=3日午後、まきら保育園

仕事と子育てを両立

 待機児童解消に向け石垣市が保育士の養成を進める中、ロシア出身の前津タチアナさん(37)=大浜=が保育士資格の取得に取り組んでいる。8月には保育士試験を受験。保育原理や社会福祉など9科目の学科試験に臨んだ。同試験の合格率は全国で19・3%(2014年度)の難関。出題もすべて日本語でふり仮名もなく、ハードルは高いが「勉強は楽しい。(自分の子に)保育士として働いている姿をみせたい」と、保育士資格取得に意気込んでいる。

 タチアナさんは、03年に夫の和正さん(51)と知り合い、04年に結婚。3人の子どもがいる。現在はまきら保育園で給食の調理員を担当している。

 保育士を目指すきっかけは、市が保育士確保に向け開催した「保育士試験対策講座」。新聞で募集をみた職場の同僚が勧めてくれたという。

 仕事と子育ての合間の試験勉強。夫や子どもたちの協力もあり、試験は思ったよりできたといい「問題が読めたことがうれしかった」と話した。

 来日する前、ロシアで小学校教諭の資格を取得、約2年間教壇に立った。「ロシアでは知らない子には声をかけない。石垣では親戚でもない人が自分の子を抱っこする。慣れるのに時間がかかった」と文化の違いを振り返る。

 14年12月に普通自動車免許を取得。学科試験は4回目で合格した。同保育園の那須悦子理事長は「諦めず何事にもチャレンジする姿に、忘れかけていたことを思い出させてくれた。元気をもらっている」と期待を込めた。

  • タグ: 保育士ロシア出身
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