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国立公園、石垣北部を追加

西表石垣国立公園変更案(追加)

西表石垣国立公園変更案(追加)

久宇良地区に自生するサガリバナ群落(環境省提供)=6月19日撮影

西表島に生息するイリオモテヤマネコ。環境省は全島国立公園化で生息環境の保全強化を図る(西表野生生物保護センター提供)

西表は面積を全域に拡大 環境省、変更案まとめる

 環境省は25日までに、西表石垣国立公園を拡大する変更案をまとめ、同日からパブリックコメント(意見募集)を開始した。西表島を全域に拡大し、サガリバナ群落がある石垣島北部を追加した。西表島全域の国立公園化は、イリオモテヤマネコの生息環境の保全強化とともに、同省が目指す奄美・琉球世界自然遺産の登録を見据えた手続きとなっており、遺産化に向けて一歩前進する。

 拡張面積は陸域で1万8728㌶、海域で1万1782㌶。変更されると、陸域で4万689㌶、海域8万1497㌶となる。

 陸域の拡張は、西表島が1972年5月15日の指定以降、石垣島が2007年8月1日の編入以降、それぞれ初めて。

 西表島では1万8605㌶を拡張。世界自然遺産の登録では奄美大島、徳之島、沖縄本島ヤンバル、西表島の4地域を予定しており、西表島全島公園化は、遺産登録を見据えた保護担保措置となる。

 石垣島では、久宇良の嘉良川流域28㌶を、現在の景観を極力保護することが必要な第1種特別地域に、平久保川流域95㌶を、農林漁業活動には規制のかからない第3種特別地域に、それぞれ追加する内容となっている。

 近年自生が確認された2カ所のサガリバナ群落地の保護と適正な利用を図るのが目的。同省の2010年調査では久宇良で4万4000本のサガリバナが確認された。その後も、群落が見つかっており、10〜20万本単位が自生しているとみられるという。

 同省那覇自然環境事務所石垣自然保護官事務所の若松徹上席自然保護官は「西表島と石垣島は素晴らしい自然がある場所なので、保護と適正利用を進めていくための計画の変更となっている。引き続き地域と協働しながら利活用を進めたい」と話している。

  • タグ: 環境省西表石垣国立公園サガリバナイリオモテヤマネコ
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