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アヒャー綱に熱狂

四カ字豊年祭ムラプールのアヒャー綱でブルピトゥの大役を務めた入嵩西尉子さん(中央)=6日午後、真乙姥御嶽

四カ字豊年祭ムラプールのアヒャー綱でブルピトゥの大役を務めた入嵩西尉子さん(中央)=6日午後、真乙姥御嶽

四カ字ムラプール

五風十雨祈り旗頭奉納

大綱引きで最高潮に

 

 

 ことしの五穀豊穣(ほうじょう)に感謝し、来夏世(クナツユー)の豊作を祈願する石垣市四カ字のムラプールは6日午後、新川の真乙姥(マイツバ)御嶽で行われ、各字や団体が旗頭や太鼓、巻き踊りなどを奉納した後、女性だけの「アヒャー綱」や勇壮なツナヌミン、大綱引きなど一大絵巻を繰り広げた。会場には大勢の市民や観光客が訪れ、熱気あふれる郡内最大の伝統行事を堪能した。この日は台風13号の接近で風が強く、旗頭が倒れてけが人が出るなどハプニングもあった。(3面に写真特集、8面に関連)

 

 ムラプールの開始時刻に合わせ、会場周辺には各字・公民館、団体の旗頭が集結。新川字会の黒島健会長が「ことしも天恵豊かなこの地に五風十雨の恵みと五穀豊穣がもたらされるよう、皆さんとともに祈りをささげたい」とあいさつした後、新川字会が「田」と「矢」の旗頭を奉納。

 続いて、記旗(シルシバタ)と五穀(グク)を持った子どもたちを先頭に、水主(ミズヌス)や長老(ウヤジュウ)、麾(ザイ)、鼓(ツヅン)などを次々に奉納した。

 この後、双葉公民館、大川、石垣、登野城の各字、JAおきなわ八重山地区本部、石垣島製糖、石垣市役所、八重山農林高校、石垣中学校、東京八重山会が旗頭や太鼓、巻き踊りなどを披露した。

 「五穀の種子授けの儀」では、東から現れた五穀の種子を持った農の神が、西から来た巫女(みこ)に種子を授けた。「アヒャー綱」は、今年のブルピトゥ(棒貫人)を務める入嵩西尉(じょう)子さん(74)が神司から受け取ったブル棒で雌雄の大綱をつなぎ合わせると、取り巻く婦人たちが「サァー、サァー、サァー、サァー」と掛け声を発しながら乱舞し、一気に盛り上がった。

 入嵩西さんは「先輩の指導や周囲の応援のおかげで無事に大役を果たすことができた。とても気持ちが良く、興奮している」と感激した様子。

 この後、綱引きをすると豊作になると伝えられている真乙姥御嶽の西側に大綱を移動。日が西に傾きかけたころ、東西から長刀(なぎなた)とカマを持った武者が登場し、勇壮なツナヌミンを繰り広げた。

 フィナーレは、東西に分かれて市民や観光客が大綱を引き合い、東が勝利し、ムラプールは最高潮に達した。

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