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客の取り合い激化

2社が設置したバス停の看板と行き交う観光客ら=13日午前、南ぬ島石垣空港バス乗り場

2社が設置したバス停の看板と行き交う観光客ら=13日午前、南ぬ島石垣空港バス乗り場

路線バス新規参入1カ月

協定の必要性も

 

 石垣市内の路線バスが2社体制となって22日で1カ月。南ぬ島石垣空港ではバス停を示す仮設看板をそれぞれ置き、乗務員が観光客や地元利用客を一人でも多く獲得しようと〝囲い込み〟をする姿が見られる。利用客からは「客引きみたいでやめてほしい」との声も。市空港課では「客引きまがいの行為を指摘す る話は聞いている。利用客に誤解されないバス案内に努めてほしい」としており、業界からは「双方による協定も必要かもしれない」との認識が出始めている。

 

 

 東運輸㈱と㈲カリー観光両社のバス停は同空港国際線ターミナルビル側にあり、「バス停」や「ターミナル直行」などと書いた仮設看板も立っている。その近くでは独自に製作した観光マップを手にした乗務員らが利用客に乗車を促す姿がみられる。

 乗務員の一人は「客が他社に流れないようにしている」と話す。これに対して、ライバル社の乗務員は「売り上げに影響する」と憤る。

 空港市街地間の路線バスを多く利用する石垣市平得の男性(57)は「競争はいいことだが、歩道に看板を設置して客を誘導するのはどうか。乗り場案内は空港内に表示すれば済む話」と指摘。新川の女性(27)は「サービスが過剰になるのは観光客に悪影響。(利用客を誘導する)人を立たせず、自由に選べるようにしてほしい」と話す。

 路線バスを運行する東運輸は「案内業務は空港開港時から展開しており、サービスの一環。企業間競争があるが、利用者が快適に乗車できるサービスを提供したい」と説明。カリー観光石垣営業所は「利便性に影響が出るのであれば、第三者が間に入って協定を結ぶことも必要ではないか」としている。

 市空港課の石垣英邦課長は「管理者として関係機関やバス会社との協定も視野に入れながら相談していきたい」と話している。

  • タグ: 石垣市内の路線バス
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