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竹富町 「海底温泉」調査結果まとまる

温泉が湧き出ている竹富島の北東部の海底(竹富町提供写真)

温泉が湧き出ている竹富島の北東部の海底(竹富町提供写真)

海底温泉が湧き出ているポイント

新たな観光資源として期待 利用客滞在の施設整備も検討

 【竹富】竹富町はこのほど、竹富島の北東部で確認されている「海底温泉」の調査結果をまとめた。同町では周遊型観光から滞在型観光への移行を推進しており、海底温泉を新たな観光資源として観光客の滞在時間を延ばすための施設の整備を検討。海底温泉を利活用する場合、検討委員会を立ち上げて基本構想・計画を策定していくことになるが、環境への影響や施設の運営、維持管理費の確保などが課題。

 海底温泉の場所はダイビングポイントにもなっており、温泉としての利活用には慎重な意見もある。町は海底温泉の利活用について「国からも地域の意見をしっかり確認するよう通知がきている。島の人がやらないというのであれば、利活用しない」(商工観光課)として住民の意向を尊重する考え。

 海底温泉は竹富東港の東方約1㌔の水深約20㍍の海底から湧き出ており、調査は沖縄振興一括交付金を活用して3月に実施した。

 調査の結果、水温は平均35度で温泉の条件となる25度以上を超え、溶け残っている成分の総量は1㍑中30㌘以上で、温泉の条件となる同1㌘以上を上回った。1日当たり平均2500㌧の水量があり、泉質は「塩化物泉」。切り傷や血液循環の乱れ、うつ状態などに効能があるとされている。

 温泉として条件を満たし、十分な湧出量が見込まれるが、海水との混合比が高く、より高い濃度の源泉を採取する技術の確立が必要となっている。メタンなど引火性ガス成分も多く含み、災害防止上の技術的な措置も求められる。

  • タグ: 竹富島海底温泉塩化物泉
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