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竹富町内夜間断水、近日中に解除へ

干ばつの影響で波照間島ではサトウキビの生産見込み量が大幅に減少している。=11月23日午後

干ばつの影響で波照間島ではサトウキビの生産見込み量が大幅に減少している。=11月23日午後

引き続き節水を 災害対策用の造水機も稼働準備

 竹富町の夜間断水が11月30日で1カ月が経過。竹富島と波照間島を除く全地区で夜間断水か減圧給水が続いている。住民生活に大きな影響は出ていないが、減圧地区では建物の高低で水圧差が生じている。11月27日から28日にかけ、まとまった雨が降ったことで町渇水対策本部(本部長・川満栄長町長)では近日中にも夜間断水が一時解除できるか判断する。だが、水源地への流入量は依然、厳しいことから、引き続き町民に節水への協力を呼びかけている。

 少雨傾向が続いたことで同本部は西表島を水源地とする5水道事業区で10月30日から夜間断水を実施。一時解除や減圧給水、水源地間の送水などを段階的に行ってきた。

 同本部では11月30日現在、西表島大原、豊原、大富、新城上地・下地島、黒島地区の東部第1事業区、上原、船浦、中野、浦内、住吉、鳩間島の上原事業区で減圧給水。

 西表島古見、美原、高那、由布島、小浜島の東部第2事業区、西表島干立、祖納、白浜の西表事業区、船浮事業区は午後10時から午前6時までの夜間断水を実施している。

 中でも、11月中旬ごろから船浮事業区は水源地への流入がほとんど無くなったことから、町水道課(宮良用和課長)が1日あたり7・2㌧の海水を淡水化できる災害対策用小型造水機を設置し、稼働準備を進めてきた。

 先日の降雨で水源地への流入量が回復に向かったことで、同課は造水機の稼働を見送り「12月1|5日の間にも夜間断水の一時解除を検討していく」という。

 夜間断水や減圧給水の影響について、同課では「大きな苦情はきていないが、減圧給水を実施している地区では建物の高低差で水圧が弱い場所もある」と理解を求めた。

 宿泊業への影響も懸念される中、西表島祖納地区の西表アイランドホテルの女将、上亀智恵さんは「防災無線で夜間断水の放送が毎日あるため、宿泊客も理解し節水に協力してもらっている。今のところは大きな影響は出ていない」と話していた。

 一方、海水を淡水化して飲料水をまかなっている波照間では、制限給水の影響を受けていないが、農業面への渇水の影響が大きく、9月の中間調査で1万472㌧の収穫を見込んでいたサトウキビは11月の調査で7983㌧まで減産する見通し。

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