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みょうら旗頭を奉納 石垣字会、6年ぶり結願祭

99年ぶりに復元した「みょうら旗頭」を奉納した字石垣の結願祭(右から二つ目)=26日午前、宮鳥御嶽

99年ぶりに復元した「みょうら旗頭」を奉納した字石垣の結願祭(右から二つ目)=26日午前、宮鳥御嶽

組踊「伊祖の子」に人垣

 石垣字会(池城孝会長)の結願祭が27日、宮鳥御嶽で6年ぶりに開かれ、99年ぶりに復元された「みょうら旗頭」を奉納し、字民や郷友合わせて約200人が伝統芸能や舞踊を披露して来夏世(くなつゆー)の豊作や字民の繁栄を願った。結願祭としては1895年以来119年ぶりに組踊り「伊祖の子(いずぬしー)」を上演、大勢の市民や観光客が人垣を作り、盛んな拍手を送った。

 字石垣の結願祭はこれまで1895年、1923年、50年、81年、2008年に開催。本来は12年後の20年が次の開催年だが、後継者を育てるため、間隔を6年に縮めて開催した。

 結願祭では、午前9時ごろから3人の神司が拝殿で祈願した後、獅子に見送られて行列「シィヅクリ」が出発。傘の形をした「みょうら旗頭」を先頭に、太鼓隊や子や孫を引き連れた弥勒、棒術隊などが集落を練り歩いた。結願祭を祝う「ゆがふ花車」には祝い餅を積み、行列を見にきた人たちに振る舞った。

 宮鳥御嶽での奉納は午後1時から始まり、太鼓、キヤリヌザイ、棒術、獅子舞のほか、子どもたちの旗頭やツナヌミン、芸能が次々に披露された。緑が丘保育園の伊志嶺安琉ちゃん(5)と砂川琳音(りと)ちゃん(4)は勇壮なツナヌミンを披露し、会場を沸かせた。

 舞台での芸能はいしゃなぎら独特とされるハイカジ流の「鷲ぬ鳥節」や「八重瀬口説」「いしゃなぎら口説」のほか、昔ながらの芸能「太鼓の段のもの」など15演目を繰り広げた。

 組踊り「伊祖の子」は、思鶴(うみちる)に理不尽な仕打ちをする継母の乙樽(うとぅだる)が夫の伊祖の子の戒めや子どもたちの愛情で改心するという内容。華やかな衣装や舞台演出、出演者から繰り出されるせりふなどに観客が見入った。

 演目が終わりに近づくと日も暮れ、たいまつに火がともされた。フィナーレは字民や観客が一緒になってガーリーで盛り上がり、かがり火が照らす厳かな雰囲気の中、弥勒を送り出した。

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