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バイクで全国走破 北海道の伊藤紘太さん

山形県庁の前で写真に収まる伊藤紘太さん=2013年8月22日(伊藤さん提供)

山形県庁の前で写真に収まる伊藤紘太さん=2013年8月22日(伊藤さん提供)

保育士から一念発起 母親は石垣市出身
帰郷後は旅行記制作へ

 石垣市新川出身の伊藤典子さん(56、旧姓・栽)=北海道上川郡新得町=の次男、紘太さん(24)=同=がこのほど、バイクで全都道府県3万㌔走破を達成した。

 紘太さんは2011年3月に國學院大學北海道短期大学部幼児・保育学科を卒業後、同年4月から13年3月まで、石垣市大浜のなごみの広場保育園に保育士として勤務。

 同大を卒業してすぐ就職したため、「社会人としての常識もまだ身に付いていないのに子どもたちと向き合ってよいのだろうか」という思いを抱えていたといい、「いろいろな経験を積んで自分に足りない物は何かを見つけ、人間的な魅力を身に付けてからまた子どもたちの前に立ちたい」と決意。

 13年4月に全国の都道府県庁を回る旅に出発。約1年半かけ今年10月14日に約3万㌔走破を達成した。

 道中、福井県の東尋坊を見た帰りに後ろから車に追突され、前の車と板挟み状態になる事故に見舞われたことも。バイクのフレームやテールランプ、ミラーなどが壊れて修理に約2カ月かかり、約3カ月半、富山県の旅館でお金をためながら再出発の日を待ったという。

 宮城県女川町では住民に震災当時やその後のことを教えてもらい、「いろんな人にお世話になった。旅の中で一番印象深い所です」と紘太さん。達成した14日は紘太さんの誕生日で、「正直まだ実感はないが、これから誕生日を迎えるたびに思い出すと思う。一生記念に残る誕生日になった」と笑顔をみせた。

 今後は再びバイクに乗り、これまで出会った人々にお礼を言いながら古里の北海道へ戻るといい、「まだ旅は終わっていない。北海道に戻ったら、旅行記を作りたい」と目を輝かせた。

 典子さんは「何かあった時には私の母が言っていた『命どぅ宝』という言葉を送っていた。大雨や雷の時も諦めず頑張ってきたのはすごいと思う。帰って来た時、自分の宝をどれだけ得られたのかを聞くのが今から楽しみです」と語った。

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