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登野城字会が猛練習 無形文化財の「大胴小胴」

国立劇場おきなわ公演を前に猛練習に励む登野城字会の小波本康夫さん(前列中央)ら=9日夜、登野城公民館

国立劇場おきなわ公演を前に猛練習に励む登野城字会の小波本康夫さん(前列中央)ら=9日夜、登野城公民館

国立劇場おきなわ公演向け

 11月29日に国立劇場おきなわで開かれる「第2回特選 沖縄の伝統芸能|明日へ響け島々の肝心|」で石垣市の無形文化財に指定されている「大胴小胴(ウードゥクードゥ)と太鼓の段のもの」を披露する登野城字会(川平永光会長)の練習が熱を帯びている。

 大胴小胴は本土の能楽の流れをくむもので、以前は正月や春秋の祝い、頭職役人を招待した時などに座開きとして演じられた。

 伝承されている曲目は「早舞」「初段」「二段」「三段」「地頭」「打ち上げ」の六つ。ほかけかんむりや黒着物などに身を包み、力強い太鼓の音とはやしを響かせる。四カ村の士族は古くから能楽ばやしをたしなんでおり、消滅を惜しんだ登野城村は備品を新調するなどして継承してきたといわれている。

 出演者は大胴に新城浩健さん、新城浩史さん、小胴に新城貞美さん、新城弘康さん、太鼓に小波本康夫さん、平田直彦さんら6人。通常は伝承者の3人のみだが、4年前の結願祭から後継者の3人も一緒に演奏するようになった。

 小波本さん(62)は「後継者はリズムの取り方も良くなってきたし、十分任せられる。大きな舞台で石垣島の芸能を知ってもらい、成功に終わらせたい」、弘康さん(43)は「鼓の打ち方や構え方は登野城独自のもので、そこが魅力。登野城のやり方を崩さず守っていきたい」と抱負。川平会長は「貴重な無形文化財なので、今後も後継者をしっかり育成していきたい」と話した。

 公演は当初、12日に予定していたが、台風接近のため、11月29日に延期された。

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