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石垣ダム、枯渇のおそれ 土地改良区、節水呼びかけ

貯水量が18万㌧まで下がっている石垣ダム=15日夕

貯水量が18万㌧まで下がっている石垣ダム=15日夕

貯水量あと9日分 きょうから配水抑制

 平喜名揚水機場の落雷事故による送水停止で同揚水機場から取水ができなくなっている農業用の石垣ダム(有効貯水量40万㌧)は15日現在、貯水量が約18万㌧に下がっており、現行の1日平均2万㌧の配水を続けた場合、9日後には空になるおそれがあることが分かった。このため石垣島土地改良区(理事長・中山義隆石垣市長)は同日、16日から配水圧力を通常の5㌔圧から水道水並みの2㌔圧に下げ、配水量を抑制することを決めた。節水に協力を求めている。

 揚水機場の復旧には約1カ月を要することから、改良区は配水量を2万㌧から1万㌧以下に抑えることで配水期間を18~20日間程度延ばし、この間に名蔵ダムや底原ダムから補給できるよう国、県などと調整を進めていく考え。大城守事務局長は「水利権の問題があるが、緊急事態なので国、県と調整したい」と話している。

 石垣ダムは、宮良川西の大浜地区から野呂水地区までの土地改良農地約1270㌶に農業用水を供給しており、改良区によると、受益農家は800人程度。

 16日の配水圧力の低下でスプリンクラーの水が使用できなくなるため、改良区は石垣島製糖と連携してポンプ車での散水を計画している。野菜などの散水、水田への引き込みは可能。

 中山市長は15日夕、市役所で会見し、「農業用水で車両を洗ったり、過剰な散水をしたりするなど必要以上の水使用をしないようお願いしたい」と節水を呼びかけ、「特にスプリンクラーが使用できず、ご迷惑をおかけする。ポンプ車で散水できるよう石垣島製糖と連携していきたい」と述べた。

 揚水機場は、11日の落雷で電気系統が停止。この影響で送水管内の水圧が急激に上昇、送水管の一部が破損して漏水し、モーターが水につかった。復旧にはモーターを分解して点検・整備する必要があることから時間がかかるという。

 揚水機の故障で宮良、白保地区など約500㌶では14日から配水が停止されているため、改良区は配水停止地区外の農業用給水所6カ所を開放している。

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