バス停、当面許可せず 路線バス新規参入
「混雑など課題解決のあと」 カリー観光は反発
カリー観光バス(鹿川幸正代表取締役、本社豊見城市)が計画している路線バスの新規参入に関連して、石垣市建設部の石垣雅好部長は5日夕、本紙の取材に対し「離島ターミナルや南ぬ島石垣空港、周辺道路の混雑状況から離島ターミナルへのバス停設置は許可できない。(時期は)多くの課題を解決したあと」と述べ、当面は離島ターミナルへのバス停設置を許可しない考えを示した。
これにより、同社が離島ターミナル・新空港間の路線バスを運行できるかは不透明となり、鹿川代表取締役は「自由競争の社会なので市がそういう理由で許可を出さないのは論理的におかしい」と反発している。
同社が路線バスの事業認可を受けるには同ターミナルでのバス停設置許可が不可欠。新空港のバス停設置についてはすでに県から許可を受けている。
鹿川代表取締役は「設備投資も行っており、運行に向けた準備も進んでいる。(参入を)止めるわけにはいかず、粛々と進めるだけ。これ以上待たされると夏場の観光シーズンも終わってしまうので、石垣市に対しては別の対応を考えている」とコメントした。
離島ターミナルを管理する市側はこれまで、バス停を利用する東運輸やフェリー会社を対象に混雑状況などの聞き取りを実施。5日には石垣建設部長らが沖縄県ハイヤー・タクシー協会八重山支部(請盛真実支部長)の幹部らと面談した。
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