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西表から竹富に送水へ 東部地区は一元化

耐用年数を迎え、更新が必要となる竹富町内の海底送水管と新たに整備される小浜|竹富島間の送水管イメージ図

耐用年数を迎え、更新が必要となる竹富町内の海底送水管と新たに整備される小浜|竹富島間の送水管イメージ図

竹富町 50億円規模で送水管更新へ

 竹富町は、昭和50年代に整備された海底送水管の更新整備に向け、2015年~24年度の町簡易水道基本計画策定業務に着手した。同計画には、西表島後良(シーラ)川の水源地確保や、西表東部第1と同第2区簡易水道事業などの統合、西表島から竹富島への海底送水管敷設などを盛り込むことにしており、年度内に計画を策定し、国の事業認可を経て来年度から実施設計に入りたい考え。総事業費は総額50億円を超える見通し。

 九つの有人島を抱える町内では、海底送水で石垣から竹富島に送水している竹富簡易水道事業をはじめ、西表島仲間川支流の西船付川を水源地に新城、黒島に送水する西表東部第1区簡易水道事業、相良(アイラ)川を水源地に由布島、小浜島に送水している同第2区簡易水道事業など7地区で簡易水道事業を展開している。

 町が11年度に実施した西表東部地区の後良川流量観測では、1日当たり860㌧の水量を確保できることが分かったことから、西船付川、相良川、後良川の水源地3カ所を中心に西表東部第1と同第2、竹富簡易水道事業区を統合し、西表島から竹富島に送水する方向で作業を進めている。

 竹富島への送水には小浜島から竹富島に延長約7.6㌔㍍の海底送水管の整備が必要となり、各離島間の海底送水管の更新と合わせて総延長約35㌔㍍、48億円以上の事業規模になる見込み。

 海底送水管はこれまでの特殊鋼管から特殊ポリ管に変更することで一定程度の柔軟性も確保できる上、耐用年数も40年から50年に延長するという。

 竹富島は現在、石垣市から送水を受けているが、町内での水源確保を求める地域住民の要望に沿った整備計画となる。石垣竹富間の海底送水の取り扱いについては今後、市と町で協議していくこととなる。

 竹富島では観光客の増加により、1日当たりの水道使用量が最大407㌧となっていることから、現在整備されている90㌧の給水タンクも更新し、200㌧以上の給水タンクを整備する。

 町水道課の宮良用和課長は「耐用年数40年と言われている送水管の更新に陸上部の付帯施設の更新を合わせると50億円を上回る規模となる」と述べ、事業費の負担割合などについて県と調整を進め、年度内の事業認可に向けて作業を進めていくという。

  • タグ: 海底送水管
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