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得能壽美氏に比嘉春潮賞 第27回沖縄文化協会賞

八重山歴史学研究に功績 八重山関係者で11人目
【有田静人東京通信員】沖縄学研究で顕著な功績を挙げた研究者に贈られる第27回沖縄文化協会賞の発表が17日、東京新宿区の沖縄学研究所会議室であり、八重山から得能壽美(よしみ)氏(48)=石垣市史編集課主事、石垣市新川在住=が比嘉春潮賞を受賞した。 得能氏は八重山地域の「歴史学研究」の功績が認められた。 八重山出身者や関係の受賞者は玉城政美、宮良安彦、加冶工真市、三木健、新城敏男、波照間永吉、大城学、狩俣恵一、川平成雄、松村順一氏らに次いで11人目。 受賞者はこのほか、仲原善忠賞に犬飼公之氏(61)=宮城学院女子大日本文学科教授、仙台市在住=、金城朝永賞に西岡敏氏(37)=沖縄国際大学文学部助教授、浦添市在住=。 3氏には、正賞の賞牌(はい)と副賞15万円と東京沖縄間無料航空券が贈られる。 得能氏は1957年静岡県清水市生まれ。日本大学大学院文学研究科史学(修士課程)修了。在学中から(財)角川文化振興財団に勤務し、「角川日本地図名大辞典(沖縄県)」や「定本琉球国由来記」などの編集に当たった。 卒業後約10年間、東京八重山文化研究会の中心メンバーとして研究を重ね、多大な功績を残している。99年には八重山毎日文化賞奨励賞受賞(八重山毎日新聞社主催)があるほか、数多くの論文発表がある。特に注目される「近世八重山における通耕と『村』」(『沖縄文化』第95号・03年)、「古文書に見る人頭税時代」(『人頭税廃止100年記念誌あさぱな』南山舎・03年)、「八重山の家譜仕次証文」(『沖縄文化』第96号・03年)などの論文がある。 受賞の知らせに得能氏は「とても光栄です。これまで地道にやってきたことが認められた。新しいやり方で今後も研究を深めていきたい」と喜びを語った。 授賞式は11月23日、文京区本郷のホテル機山館で行われる。

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