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島を守って85年〜石垣市消防団

前線で活動する石垣市消防団員

前線で活動する石垣市消防団員

長浜光則副団長(左)にげきを飛ばされながら必死にホースをつかむ砂川孫優記者=2013年12月22日午前、石垣市消防本部

「自分たちで守る」色あせぬ気持ち

 石垣市消防団は1928(昭和3)年1月15日に私設消防組が発足したことに始まり、時代の流れとともに石垣町消防団、警防団、消防隊などと名称を変えてきた。

 消防職員や団員は同じ位置づけとされたが、本土復帰の1972(同47)年に消防組織法に基づき石垣市消防本部と石垣市消防団が設置された。

 市での消防業務がスタートして85年。「自分たちの地域は自分たちで守る」という気持ちは色あせない。市民の要望に応えるため、防災を第一に考えた消防団活動を行い、各地域での団員募集を目指す。

 地域の安心・安全を最優先に考え、人々に寄り添いながら最前線で活動する姿は、まさに島を守るエキスパートだ。

 

 

「常に市民守る」 新垣能一団長(65)

 若い団員の入団で組織の活性化を図り、団員がいない地域には早急に配置したい。地域の自主防災組織との連携も必要。常に市民の生命と財産を守り、理解を得られる消防団として活動したい。

 

「歴史と伝統」 鹿川政夫副団長(69)

 消防は長い歴史と伝統に支えられて生命・身体・財産を保全してきた。勇猛果敢な消防精神で、あらゆる災害から地域住民を日夜守る。市民とともに歩んでいきたい。

 

「空港周辺を強化」 長浜光則副団長(60)

 得意のアマチュア無線を生かした防災無線に取り組み、災害時に備えたい。新空港開港後、石垣島東部の町並みが変化している。空港周辺地域を強化し、若手を育成していく。

 

●高齢者を支援〜上地和浩第1分団長

 高齢者の支援を行いながら、地域の無災害を目指す。分団の広報に力を入れ、団員の確保を目指したい。

 

●分団が一丸で〜神谷典明第2分団長

 団員は仕事との両立で大変な部分もあるが、分団が一丸となって地域のために絆を強めて活動したい。

 

●楽しみながら活動〜平良敏治第3分団長

 団員が不足しているので若い方の入団を募集。楽しみながら団員活動ができるので、ぜひ声を掛けてほしい。

 

●目標は大会出場〜浦崎尚子第4分団長

 第4分団は女性で構成され、8人が在籍。元気と楽しさをモットーに活動。目指すはポンプ操法大会出場。

 

●体力続く限り〜大浜善洋第5分団長

 15人が在籍する大所帯。防災活動の向上に尽力したい。在籍25年目の節目なので体力が続く限り頑張りたい。

 

●原野火災防ぐ〜長嶺正治第7分団長

 農村地域の原野火災の未然防止を図り、農家の財産を守る。津波や地震に対する意識を高めていきたい。

 

●若手で活性化を〜辻輝明第8分団長

 北部の各地域に団員が配置されていないので若手の力を借りて団を活性化。集落を盛り上げていきたい。

 

●機動力で対応〜狩俣武市第9分団長

 自然災害や水難事故が多発し、団員の機動力を生かして対応。災害、事故のない消防団活動を展開したい。

 

トライ!放水訓練〜体当たりレポート

 石垣市消防団の協力で、本紙の砂川孫優記者が水をノズルで加速して放水するストレート注水にトライした。

 ホースの筒先を左手、根本の部分を右手で持ち、足はしっかりと前後に開く。筒先から勢いよく飛び出す水の圧力はなんと5㌔。水の勢いに負けてしまい、的が定まらない。「しっかりと腰を下ろせ」。長浜光則副団長のげきが飛ぶが、水の音で聞こえない。

 終了後は、息は上がるが、腕は上がらず、だ。消火活動には、訓練の積み重ねとしっかりとした技術の習得が必要だということを実感させられた。

 今回の体験はそれでも水圧を下げて行っており、現場の消防士や団員はさらに1.5倍の水圧で放水するというから驚きだ。

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