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共同作業所「スオウの木」

共同作業所スオウの木の利用者の皆さん=2013年10月25日午前(同作業所提供)

共同作業所スオウの木の利用者の皆さん=2013年10月25日午前(同作業所提供)

作業に汗を流す野底広光さん、村尾善朗さん(左から)=2013年11月20日午前、共同作業所

人気商品のシェルクリップ

支え合い、日々活動

 【西表】竹富町心身障害児親の会「スオウの木の会」が2003年に開設し、12年から㈱ゆにばいしがき(津嘉山航代表取締役)が運営する西表島大原の共同作業所「スオウの木」(川尻千恵子所長)では、13人の利用者が菓子や雑貨の製造、農作業などに日々取り組んでいる。アットホームな雰囲気の中で助け合いながら活動している利用者たちの様子を紹介する。

 スオウの木の一日は朝礼から始まる。利用者の津嘉山立さん(26)が司会を務め、モットーと行動指針を全員で唱和。ラジオ体操で体をほぐした後、それぞれの持ち場で活動を始める。三月菓子を作る人、畑の作物に水やりをする人、しおり入れにスタンプを押す人などさまざまだ。

 スオウの木の人気商品は貝の飾りを付けたシェルクリップと三月菓子。シェルクリップは南ぬ島石垣空港でも販売しており、年齢を問わず女性に大人気だ。

 三月菓子は昨年9月27日に大原小、大原中、古見小の給食に提供したこともあり、島内スーパーからの注文も多いという。どちらも製造が追いつかないほどで、うれしい悲鳴を上げている。

 商品開発にも力を入れており、クバの葉のうちわや島の粘土を利用したメダル作りなどにも挑戦。貝殻やソテツの実、アダンの葉など、身近にあるものを生かした商品作りを心がけている。

 同作業所は大原小の近くということもあり、放課後には児童らが立ち寄り、宿題をしていくことも。川尻所長は「年代や障がいの有無に関係なく、地域の人が気兼ねなく立ち寄れる憩いの場所になれば」と話す。

 同作業所では、作業の手伝いをするボランティアを募集している。問い合わせは同作業所(85-5069)。

 

■体験で島の良さショップで

 スオウの木は、仲間港ターミナル内にあるショップや作業所で、特産品や西表島在住の職人が手がけた作品の販売や、体験教室など新たな取り組みを昨年から行っている。

 夏場は島内農家から提供されたドラゴンフルーツやパインアップルを販売。西表在住の作家による絵はがきやせっけん、Tシャツなどさまざまなジャンルの商品も並べられている。

 体験教室は貝細工や草編みのほか、6月ごろには芋掘り体験も計画。教室を始めるにあたり、利用者の洲鎌一郎さん(64)が制作した看板を白浜南風見線沿いに設置し、PRも行っている。

 「これまで県外商品が多かったが、島に住んでいる人の頑張りや島の魅力を知ってもらいたい」と川尻千恵子所長。

 体験教室については「障がい者と交流しながら物作りを体験することで、さまざまな偏見がなくなればと思う。観光客はもちろん、地域住民の方にも昔ながらの民具作りを通して、島の良さを感じてほしい」と話している。詳しくは同作業所(85―5069)、ショップ(090―4353―0646)。

 
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