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「辞任の必要なし」で一致 玉津教育長の不信任問題

「思考停止」発言について説明する玉津博克教育長(右から2人目)=10月31日午後3時半ごろ

「思考停止」発言について説明する玉津博克教育長(右から2人目)=10月31日午後3時半ごろ

市民の誤解招いた
委員ら慎重発言求める

 石垣市教育委員会(高木健委員長、委員5人)は10月31日午後、市教委で開いた10月定例会で、平和教育に関する発言などを理由に9月市議会で可決された玉津博克教育長に対する不信任決議案にどう対応するか意見交換した。「言葉を選んで慎重発言を」「誤解のないような発言を」と玉津教育長に苦言を呈する一方、「関係法令に触れることはないので辞任する必要はない」との認識で一致した。

 玉津教育長は市議会答弁で「沖縄の平和教育は、戦争の悲惨さを強調する教育になっている。その弊害は戦争に対する嫌悪感から派生する思考停止と言える」と発言。平和を維持し、戦争を防止する視点から情報収集力、思考力、判断力、行動力を身につけるべきだと主張していた。

 定例会で玉津教育長は「思考停止」発言について「慎重に慎重を重ねた発言や対応が足りなかったのが原因だと感じている。今後は市民に誤解のないようにしていくと同時に、学力向上に引き続き取り組んでいきたい」と釈明した。

 仲山久紀委員は「言葉の選択に間違いがあり、誤解があったように思う。信頼を取り戻せるようにしてほしい」と要望、石垣朝子委員は「発言に対して違和感があったが、話を聞くと、真意が伝わっていないと感じた。不信任に対しては真摯(しんし)に受け止め、自分の思いを丁寧に説明していく必要がある」と苦言を呈した。

 徳松節子委員は「方法論の問題を提起したものでそれほど問題があるとは思わなかった」と理解を示す一方、「不信任が出されたことは市教委として真剣に受け止め、考えていかないといけない」と述べた。

 高木委員長は「市民を混乱させ、誤解を招いた。今後は言葉を選び、発言には気を付けてほしい」と注文、「市民の思いを重く受け止め、教育行政に努めていきたい」と述べた。

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