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アパートなど2カ所追加 津波一時避難ビル

海に面し、津波時の避難が課題となっていた八島小学校(奥の赤瓦屋根)。コンフォート真栄里(右端)が津波避難ビルとして使用できるようになった=30日午前10時半ごろ

海に面し、津波時の避難が課題となっていた八島小学校(奥の赤瓦屋根)。コンフォート真栄里(右端)が津波避難ビルとして使用できるようになった=30日午前10時半ごろ

津波一時避難ビル(15ヵ所)施設一覧

市が使用協定結ぶ 八島小の避難時間短縮

 真栄里公園近くの県営平真団地(6階建て)と民間アパートのコンフォート真栄里(6階建て)の2カ所が周辺住民の津波一時避難施設として使用できるようになっている。石垣市が5階以上の通路や階段、エレベーターホールを避難場所として一時使用する協定を両施設と結んだ。345人の子どもたちが通う八島小学校・あまかわ幼稚園(吉濱剛校長兼園長、児童271人、園児74人)は近くに一時避難場所を確保でき、避難に要する時間を大幅に短縮できるようになった。

 4月の市民防災週間中に市内各校で行われた避難訓練で、八島小は指定避難場所の平真小学校まで全児童を急いで避難させたところ、全員が到着するまでに15分43秒もかかった。

 県がシミュレーションした津波浸水予測によると、登野城漁港は第1波の到着時間が最短7分。平真小だと第1波が到達する前に避難することができないため、同校は近くに避難ビルの確保を要望していた。

 同校によると、今回指定されたコンフォート真栄里だと5分程度、平真団地だと7—8分程度で避難させることができ、吉濱校長は「いざというときどうするかと保護者も心配していたので、今回の指定には感謝したい。今後、一時避難の訓練も実施していきたい」と語った。

 市と協定を締結したコンフォート真栄里の所有者、石川勝喜さん(81)は「いざというときは周辺の皆さんに利用してもらいたい」と話している。

 防災危機管理室によると、1平方㍍当たり1人とする国の基準に基づく収容人数(通路や踊り場など)は平真団地で500人、コンフォート真栄里で150人。両施設の追加で津波時に一時的に避難できるホテルやアパートなど5階建て以上のビルは市街地沿岸部を中心に15カ所となり、収容人数は1万人となった。

 市防災危機管理室は「今後も建物の所有者と交渉して沿岸部の避難ビルを拡大していきたい」としている。

 津波避難ビルは原則5階以上の堅固な建物で、24時間出入りできることなどが条件となっている。

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