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姉妹都市提携を考える

「市民の顔が見える交流」をどう進めるか

■新たに岩手の北上市と提携へ

 石垣・岩手かけはし交流協会(高木健会長)の応援ツアー一行29人が先日岩手を訪れ、北上マラソン参加や被災地の岩泉町への激励金贈呈などでさらに交流の絆を深めた。その中で「機は熟した」(高橋敏彦北上市長)「早いうちに実を結ぶよう推進したい」(中山義隆石垣市長)と両市が近く「友好都市」提携を結ぶ方針が確認された。

 そこで改めて姉妹都市提携の意義について考えてみたい。

 現在石垣市は、愛知県岡崎市と親善都市(1969年)、北海道稚内市と友好都市(87年)、台湾蘇澳鎮(2005年)、ハワイ・カウアイ郡(2009年)と姉妹都市、徳島県上板町とゆかりのまち(2010年)をそれぞれ締結。さらに竹富町は北海道の斜里町(1973年)、与那国町は台湾の花蓮市(1982年)とそれぞれ姉妹都市を締結している。

 姉妹都市提携のきっかけは、竹富町と斜里町のように最北と最南の「国立公園」であったり、今回の北上市のように20年前の種もみ増殖事業が縁であったりとさまざまだが、奥殿小と大浜小の交流がきっかけとなった姉妹提携第一号の岡崎市とは半世紀以上の54年も相互交流が続いている。

 

■異文化理解と地域活性化

 姉妹都市提携の意義は、交流を通してお互いの異なる地域文化を理解し、さらにヒト・モノの交流で地域活性化を図ることといえる。一部からは今の姉妹都市交流は首長や議員、役場職員主体の金だけかかる、市民には何ら恩典のない交流と批判的な声もある。

 確かに現在の交流は相互の記念事業やまつり参加が主流であり、形式的な面も否定はできない。それだけに行政主導から民間主導に切り替え、子どもから年寄りまで幅広い世代の人々や団体が気軽に参加できる交流事業にすべきだ。その点岩手との産業、教育、スポーツ、芸能の各面からの交流は、今後の継続に課題があるものの、その方向に沿ったものといえるだろう。

 そういった幅広い世代の住民が交流することで姉妹都市のつながりが実感できるようになるだろうし、住民同士の絆も深まり、さらにそのことによって交流が一段と活発になり、まちも活性化するはずだ。そういう双方の「市民の顔が見える交流」をどう展開するかが姉妹都市交流の課題といえる。

 

■八重山流の「おもてなし」

 せっかく縁あって姉妹都市になったのだから、互いの良さをそれぞれのまちづくりや活性化につなげるべきだ。

 そういう互いに「市民の顔が見える交流」を深める意味で改めて提案したいのが、八重山を訪れた姉妹都市や友好都市住民に対する土産品店や飲食店など各業界における割引サービスなどの「八重山流おもてなし」だ。

 この年中を通しての“特典”で友好都市の皆さんは、八重山への親近感をより深め、「観光地八重山」の活性化にもつながるはずだ。当面今週土・日には石垣島まつり、来年1月には石垣島マラソンがあり、大勢の友好都市住民も参加する。3市町はじめ各観光協会、商工会など各業界団体は参加店舗を募って実現できないものか。

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