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伊豆大島の台風被害を鹿児島で聞いた。…

 伊豆大島の台風被害を鹿児島で聞いた。新聞大会最中の惨事で、大雨の土石流で31人が死亡、いまも9人(27日現在)が行方不明。溶岩流や火山灰など、火山噴火で積み重なってできた独特の地層が、大量の水で崩落したという▼目の前に見える桜島は同じ土質で、防災が気になり、同島に渡った。噴火時の緊急対策で大型フェリーが24時間、ピストン運航したり、溶岩流を集落から回避させるための人工河川、落石などの避難所が随所にある▼興味深かったのは住民が噴火よりも風向きを気にしていたことだ。経験や火山観測研究や避難態勢への信頼感なのだろうか。知り合った人は日々の掃除の大変さや、降灰で滑って転ぶ不安を強調していた▼桜島は来年、大正3年の大噴火から100年になる。研究者からは「いよいよ大正級の噴火を真剣に考える時」と、国や県の防災強化を求める声が高まっている▼もし大噴火すると、住民の安全確保はもとより、国内全体が混乱する可能性もある。降灰で関東までの空港は閉鎖されるという見方もある▼東日本大震災以降、各地で防災計画の見直しが進められているが、明和の大津波で大惨事に遭った石垣市や竹富町の対策はまだ十分でない。特に低地の多い竹富町は、多角的にシミュレーションを行うべきだろう。(黒島安隆)

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