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新港地区に高台構築 津波避難施設を兼ねる

港湾計画改定案(新港地区)

港湾計画改定案(新港地区)

事業費605億円見込む 石垣市港湾計画改訂案

 石垣市は25日、向こう10—15年の港湾整備の指針となる石垣港港湾計画の改訂案を地方港湾審議会(会長・我喜屋隆石垣市商工会長、委員19人)に諮問。同日中に承認され、答申を受けた。改訂計画の整備が本格化する新港地区では、新たなアクセス道路となる橋梁(きょうりょう)、大型クルーズ船に対応する連続バースとして水深12㍍の410㍍岸壁と、水深9㍍の340㍍岸壁、埠頭(ふとう)内への旅客ターミナルビルを位置づけた。石西礁湖を眺望でき、津波避難所にもなる高台の整備も計画する。

 市は今後、国交相に提出、12月2日の交通政策審議会の了承を得れば正式に決定される見通しだ。市は、改訂計画の実施に605億6000万円を見込む。

 新港地区への橋梁は、竹富町役場前に位置づける臨港道路と新港地区の臨港道路をつなぐもの。橋梁は、港湾を利用する船舶の航行に支障がないよう、橋の下の空間を幅51㍍、満潮時の最高海面から11㍍を確保する。

 ほかに物流用の水深12㍍の岸壁240㍍、埠頭には40フィートコンテナを扱える大型クレーンなどの整備も図る。この岸壁は災害時の緊急物資輸送に対応できるよう耐震岸壁とする。430㍍岸壁の船だまり、人工海浜1000㍍(工事中)、緑地(レクリエーション用9.1㌶、イベント用4㌶)を確保する。

 港湾計画は浜崎町、美崎町、登野城、新港、新川の各地区港湾施設が対象。浜崎小型船だまりには小型桟橋4基を整備してダイビング船などプレジャーボートを集約。現離島ターミナルには小型桟橋2基を追加、旧離島桟橋内では小型船用の桟橋4基を配置した。旧離島桟橋周辺に緑地1.2㌶を整備し、親水性をもたせる方針だ。

 審議会で市港湾課は新港地区の大型バースについて「14万㌧級のクルーズ船に対応できる岸壁」と説明。乗客の離島観光に対応するため、近くの小型船だまりに旅客船が発着できる浮桟橋も配置している。

 委員からは「増加傾向にあるプレジャーボートを浜崎町船だまりに集約できるのか」と懸念する声があり、同課は「将来需要を勘案して配置した。実施にあたって関係機関と調整する」と述べた。

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