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人工授精でアグー豚 ブランド化目指す

人工授精で誕生したアグー豚の子豚を抱く生徒ら=24日午前、八重農畜産科豚舎

人工授精で誕生したアグー豚の子豚を抱く生徒ら=24日午前、八重農畜産科豚舎

八重農、伊野波教諭が指導

 八重山農林高校(本村博之校長)でこのほど、人工授精によるアグー豚とハンプシャーのF1(交雑種)の子豚8頭が誕生した。人工授精を行ったのはアグリフード科(2年以上は畜産科)の伊野波彰教諭で、八重山では初の成功とみられる。子豚は生徒たちが育て、肉質を見たうえで改良を加え、「将来的には八重山のブランド豚にしたい」(伊野波教諭)としている。

 伊野波教諭は2年前に北部農林高校から同校に赴任。北部農林では琉球在来豚「アグー」の保存活動に取り組んできた。

 豚の人工授精はコストが高く、技術的にも難しいため、八重山での事例は牛に比べて少ない。

 伊野波教諭は「八重山でもアグー豚をブランド化してみたい」と人工授精を計画。本島北部の畜産業者からアグー豚の精子の提供を受け、赤肉の生産性で優れた品種の「ハンプシャー」を母豚に、今年6月下旬に人工授精を実施。約4カ月後の10月16日にオス3頭、メス5頭が誕生した。伊野波教諭は「20年ほど前に恩師と一緒にハンプシャーを使った交配を行ったときは上物ができたので期待したい」と話す。7~8カ月後には食品加工し、試食などを行った後、さらに改良するという。

 同校畜産科の船道さくらさん(2年)は「自分たちの学校で豚のブランドができたらうれしい。そのためにも、しっかりと育てていきたい」と笑顔をみせた。

  • タグ: 八重山農林高校
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