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不信任決議で対立の様相 教科書問題

3教育長の辞任求める声も

 「玉津教育長の早期辞任を求める集会」(同実行委員会主催)が開かれるのに合わせ、「八重山の教育自治を守る会」(鳩間昇会長)も11月上旬に「石垣市教育行政を支援する集会」(仮称)を開催すると発表した。玉津博克教育長への不信任決議案が市議会で可決された後、支持、不支持の各団体が集会を開くなど対立の様相を呈している。

 平和団体などを中心に組織されている「玉津教育長の早期辞任を求める集会」の実行委員会は教科書問題や琉球大学教育学部との教育支援協定、市議会における玉津教育長の平和教育に関する発言を問題視。「教育長職にあるべきではない」と主張し、早期辞任を求めている。

 「八重山の教育自治を守る会」は教科書採択課程を改善した玉津教育長を評価。市議会における玉津教育長の答弁も「戦争の悲惨さばかり強調する現実の平和教育のあり方に一石を投じた」として、市議会による不信任決議は「政治による教育への介入」と強調、玉津教育長を支持する。

 一方、竹富町教育委員会が教科書採択地区協議会の答申とは別の中学公民教科書を採択、使用している問題で文部科学相が町教委に対して地方自治法に基づく是正要求を行うよう県教育委員会に指示しているが、慶田盛安三教育長に対する表立った反応は町内にはない。

 教科書問題が起きて以降、町教委には抗議の電話が相次ぎ、中には「暴言」や「どう喝」ととれる発言もあるという。抗議が数時間に及ぶ場合もあり、職員の1人は「子どもたちの教育を考えた場合、このようなことに時間を割かれるのは」と業務への影響を懸念。

 町議会の一般質問でもたびたび取り上げられるが、町議はこれまでの経過説明を受けた後、「子どもたちの教育に支障が出ないか」と確認するのみで、特に問題視してこなかった。

 複数の議員からは「3教育長が辞任しなければ解決しないのではないか」との声が挙がっており、自民党の西大舛髙旬議長は「3市町の教科書が統一できなかったのだから、3教育長全員が責任を取って辞任すべきだ」と主張し続けている。

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