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鳥獣被害対策実施隊設置へ 石垣市

クジャクやイノシシなどの駆除にあたる県猟友会八重山地区のメンバー(資料写真)

クジャクやイノシシなどの駆除にあたる県猟友会八重山地区のメンバー(資料写真)

11月をメドに報酬、補償制度を整備

 農作物に被害を与えているクジャク、キジなどの鳥獣駆除対策で石垣市は、鳥獣被害防止特措法に基づく「鳥獣被害対策実施隊」を11月をメドに設置する予定だ。県猟友会八重山地区(砂川勝美地区長代行)のメンバーらを隊員に任命し、報酬や補償措置を明確にする考え。砂川地区長代行は「猟友会にとってもメリットがある」と歓迎している。

 市農政課は現在、農家からの被害申請を受け、猟友会に駆除を依頼、駆除範囲の許可を与えている。駆除に当たるのは猟友会の5班(計56人)のメンバーがボランティア的に行っているのが現状だ。

 同課によると、2012年度は98件を許可し、イノシシ135頭、キジ522羽、クジャク291羽、カラス360羽を駆除してもらった。担当者は「これは氷山の一角」という。

 現在の駆除体制を特措法に基づく組織に移行するには、民間隊員の報酬や補償措置を条例などで定める必要があるため、同課は規則を準備している。

 規則に基づいて指名あるいは任命される隊員は、非常勤の特別職扱い。報酬や公務災害に対する補償措置のほか、狩猟税の2分の1減免(半額)、技能講習の免除などの優遇措置を受けることができる。市実施隊の活動に伴う経費も、8割が特別交付税として措置される。

 銃刀法で定める猟銃所持許可の更新は3年に1度あり、技能講習を受けるには鹿児島県まで行かなければならず、猟友会によると、講習料4万円に航空運賃や宿泊費が加わるため10万円以上の経済的負担になるという。

 砂川地区長代行は「一番のメリットは更新時の講習会が免除されること。お金もかかるし、仕事も休んでいかなければならないので、免除されると助かる」と話し、実施隊の設立に協力する考えを示している。

 竹富町ではすでに設置している。

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