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運営体制が場所議論に 休日夜間診療所問題

2005年3月に閉鎖された石垣市救急診療所=4日、県立八重山病院内

2005年3月に閉鎖された石垣市救急診療所=4日、県立八重山病院内

一次医療検討委 市のリーダーシップ重要

 旧石垣空港跡地に移転新築する県立八重山病院に休日夜間診療所を併設すべきかどうかをめぐり、賛否が割れた4日夜の第6回石垣市一次医療のあり方に関する検討委員会(宮平康弘会長、委員19人)。そもそも同委は、過重労働で医師不在がたびたび起こる八重山病院の負担を軽減しようと、初期患者は軽症患者に対応する一次医療体制のあり方を検討するのが目的だ。その大きな役割を果たす休日夜間救急診療所の再開に向けて運営体制をどうするかが焦点となっていたが、運営体制を構築する前に場所をめぐる議論に変わってしまった。

 背景には、八重山病院の建て替え日程がある。仲井真弘多知事は最低でも1年前倒しを明言。県は年度内に基本構想に続き基本計画まで策定するスケジュールを組んでおり、病院に診療所併設を求める場合、構想や計画に盛り込まなければならないという事情があった。

 ただ、仮に検討委が市長への答申に「併設」を盛り込んだとしても、運営体制の問題が残る。八重山地区医師会の上原秀政会長が自ら「先走った」と認める医師会立の管理運営は、臨時総会で時期尚早として否決された。このため、市立の可能性が濃厚となっているが、現段階では365日医師を確保できる見通しは立っていない。

 旧石垣市救急診療所(県立病院内併設)は2005年3月、常勤医師の穴埋めを確保できずに閉鎖された。県立病院医師からは「市は過去に失敗している」と厳しい指摘も挙がっており、真っ先に運営体制をどう構築していくか議論が必要だ。委員間には、石垣市の強いリーダーシップを求める声が高まっている。

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