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消費税引き上げ・郡民の波紋

「生活ができなくなる」
「好調観光にブレーキ不安」

 安倍首相が4月から実施すると発表した消費税率の引き上げは、八重山の経済にも影響を与えそうだ。増税時期は、南ぬ島石垣空港の開港1年後というタイミング。新空港開港効果で大幅に伸びている入域観光客数など八重山観光に水を差さないか懸念が出ている。一方、消費者からは「生活ができなくなる」「他の無駄を省くことが優先」など反対の声が上がっている。また、スーパーからは「レジの設定変更など、コストと時間面で課題がある」と不安が広がっている。

 石垣市観光交流協会の宮平康弘会長は「消費者心理としては、真っ先に旅行を控えるようになるのではないか。社会保障費という国の政策なのでやむを得ないが、開港後1年のタイミングで消費税が上がるので、開港以降の好調な観光にブレーキがかからないか不安だ」と話した。

 石垣市商工会の我喜屋隆会長は「問題はレジシステムの変更を1日でしなければならないこと。これを段階的に上げるというから余計に大変だ。地元の零細企業にとって大きな問題」と懸念した。

 一方、注文住宅は9月末までに請負契約を交わせば、引き渡しが来年4月以降でも消費税率は現行の5%のまま。建設業者は「昨日まで契約書づくりにパタパタした」とうれしい悲鳴を上げる一方、「10月から確実に減る」との見方を示す。「発注する側にとっては、今年からアスファルトや生コンの値段も上がっており、大変なことになるのではないか」と予想した。 

 石垣市内に住む30代の女性は「ただでさえ低賃金なのに、さらに消費税まで上がってしまっては生活できない」、50代女性は「使い道も分からないのに、消費税を上げるのは反対。もっとお金のあるところから徴収し、無駄を省くことを優先すべきだ」と、税率引き上げを批判した。

 また、50代男性は「消費税を上げること自体は反対ではないが、もっと時間をかけて吟味すべきだ」と、一定の理解を示しながらも論議不足を指摘した。

 また、大型スーパーでは「レジの設定変更や仕入れ先との調整など、コストや時間的な面でもいろんな課題がある。なんとか対応できるよう本社の指示を仰ぎたい」と述べた。

  • タグ: 消費税
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