墓地建設は許可制です! 石垣市が周知徹底へ
取り締まりも検討
墓地を造る際に市長の許可が必要なのに知らない市民が多いことから、墓地基本計画の策定作業を進めている石垣市は、普及啓発の充実と無許可墓の取り締まりを計画素案に盛り込んだ。
墓地の許認可権はこれまで県知事にあったが、昨年4月に権限が市町村に移譲されている。これまでは周知が十分でなかったため、無許可で造られた墓が多い。
市が行った市民アンケートでは、許可が必要と知っていた人はわずか37・2%にとどまっており、各地区での意見交換会でも「どういう手続きが必要か」などの質問があった。
市は今後、「無許可墓の大きな要因は認識不足」としてさまざまな機会を通して周知を徹底する考え。
取り締まりについては墓地の許可申請時に建設現場への標識設置を義務づけ、一目で判断できるよう工夫が必要としている。墓地は人目につきにくい場所で造られることが多いことから、行政のみで監視することは困難として、地域住民をふくめた監視体制の確立を目指す。罰則規定も検討するとしている。
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